宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

私の政策

誰にも誇れる、美しい品格のある、
真に豊かなみやぎを目指して

基本政策の具体的な内容

[4] 個性ある地域づくりにより郷土自慢を

 真に豊かな安心とゆとりを実感できる地域を形成するためには、様々な個性や機能を持つ地域そのものの着実な形成と地域間の交流・連携が必要であり、市町村とのパートナシップ、協調連携がその基本となります。都市と農村、沿岸部と内陸部など地域間の交流はもとより、県や国を超えた交流連携によるグローバルな拠点づくりが求められており、そのため、国際空港の整備や国際貿易港の機能充実、さらには情報通信ネットワークの整備が重要です。

 地域自慢、郷土自慢できる魅力ある地域が緑と海に包まれる豊かな宮城は、首都圏など大都市にはない豊かさ、安心、ゆとりを確実に育くみ、世界と直結します。21世紀の理想の地域づくりに積極的に取り組みます。


39.地域間の交流・連携と新都市の形成

 地域間の交流・連携ですが、石巻、古川、気仙沼、白石などの中心都市については都市機能の充実や拠点性の強化を図り、豊かな自然に恵まれた農山漁村と共生した自立的な圏域の形成を着実に進める他、高速交通網の整備等に合わせて、沿岸部においても、都市機能が連担するいわゆる県土軸の形成を目指します。また合併などにより、中心都市に次ぐ新たな拠点や、仙台空港を核とした国際交流、物流、情報の拠点となる臨空都市の形成を促進します。

 仙台については東北の中枢都市としての高次都市機能の集積と環境共生型の住みやすい都市環境の整備を仙台市主導のもとに、あるべき仙台都市圏の形成を念頭に置きながら支援します。


40.県境・国境を越えた交流・連携

 県境や国境を越えた交流・連携については、東北インテリジェント・コスモス構想など東北各県との交流・連携による独創的な技術開発に向けた取り組みを推進し、東北各県間における交通、産業、IT、環境、観光、福祉、教育など幅広い交流の具体化を積極的に図ります。また国際理解教育や語学教育、外国人留学生との交流、海外技術研修員受け入れや友好省州県との交流など、地域が主体となった国際交流を展開します。


41.世界に開かれた港、空港、情報ネットワークの整備

 世界に開かれた国際ゲートウェイ機能の充実を図ります。具体的には、仙台空港アクセス鉄道、新貨物ターミナルの整備による仙台空港の利用促進や仙台港背後地整備促進など仙台国際貿易港の機能強化を行います。またこれらと結合する高規格道路等の交通網を整備し、陸・海・空の総合的な交通ネットワークの整備を促進します。合わせて、情報通信ネットワークや情報化拠点の整備を促進するなど交流基盤の整備を進めます。


42.「あるもの探し」による過疎、山村、離島地域の活性化

 過疎地域や山村、離島地域においても人々が安心して定住できるよう公共交通サービス、医療福祉サービスの提供や生活基盤、情報基盤の整備を積極的に支援します。その上で、「あるもの探し」の精神で個性ある地域自慢、郷土自慢できる地域の主体的な取り組みを応援します。


43.災害に強い地域づくり

 大地震による大規模な災害や原子力関連やテロなど様々な事故、事件による危機の突然の発生に対して、機敏かつ的確な対応を行うため、防災意識の定着を図ります。また、住民の自主的な防災活動の促進やハザードマップの作成、情報ネットワークシステムの整備、様々な危機に対するマニュアルの整備と訓練実施など平常時からの災害・危機管理を強化します。特に、地震対策は、過去の宮城県沖地震や阪神淡路大震災等の教訓や各種の予測を踏まえ、予知体制の整備促進、都市化や高齢化を考慮した災害への対策、避難施設となる公共施設の耐震性の向上などについて、津波対策も含めて県民、市町村と共に取り組んでいきます。


44.地域に根ざした参加型公共事業の推進

 地域住民ニーズに基づいた小規模事業や環境保全型公共事業の導入など地域に根ざした形での公共事業を進めます。またPFIの活用やNPOとの連携、アドプトプログラムの実施など、具体の公共事業において企業や県民を巻き込みながら個性ある地域づくりを進めていきます。


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基本姿勢

お急ぎの方は、以上の二項目をご覧ください。
より詳しくは、以下の「基本政策の具体的な内容」をご覧ください。

基本政策の具体的な内容


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