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ジョギング日記           

 2017.6.19(月)

政府・自民党の奢り

 週末に行われた世論調査の結果で、安倍政権の支持率-不支持率に大きな変動があったことがわかった。毎日新聞(36%/44%)、読売新聞(49%/41%)、テレビ朝日(37.9%/41.5%)、NHK(48%/36%)と各社ごとに数字は違っているものの、いずれも支持率が大幅に下がっている。国会審議で政権側のひどい対応があったので、政権支持率が下がることは予想できたが、これほど大幅な下落とは驚きである。

 国会審議で最もひどかったのは、「組織的犯罪処罰法改正案」の審議で参議院の委員会での採決をせず、「中間報告」で本会議の採決を強行したことである。なんでそんなに急ぐのか。会期を1週間延ばせば法案は悠々成立する。そうか、延ばしたくなかった事情があったんだ。

 多くの人が指摘するように、加計学園問題を国会で追及されたくなかったという政権側の意向が、国会側(与党側)にストレートに伝わったということだろう。加計学園問題がそれだけ政権側が気にする材料だったことがわかる。

 加計学園問題で、官邸のトップレベルの意向が文部科学省側に伝えられたのか、それを示す文書はあったのか、内容は真実なのかといったことが議論されていた。安倍首相は直接的か、間接的かは別として、「既定方針どおり早くやれ」と指示をすることについては、私としては何らおかしくないとする見方をとっていた。しかし、菅官房長官が、「あれは怪文書だ」と言い、文部科学大臣も「文書のことは調査しない」と言ったりしているところから、「あれっ、変だぞ、なんでそんなにおたおたするのだろう」と不審に思い出した。

 こういったおたおたぶりから逆に考えると、何かやましいところ、隠したいことがあるのではないかとの疑念が浮かんできた。そして、今回の国会のあわてての「店じまい」である。同じようなことを考える人達が多かったろう。そして、共謀罪法案の内容のひどさと成立経過の乱暴さである。これらの「合わせ技」での支持率低下。政府・自民党に奢りがある。国民を甘くみている。このインパクトは、都議会議員選挙まで持ち越すのではないだろうか。          


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