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ジョギング日記  12月第3週分         

2016.12.16(金)

プーチン大統領の来日 

 TBSテレビ「ひるおび!」に出演。局に向かう首都高速道路横羽線が途中やや渋滞していたのは、プーチンロシア大統領が羽田空港に到着する時間と重なっていたからか。警備が厳重なのだろう。それでも、いつもより10分遅れだけで局に到着した。

 「ひるおび!」の出演は、東京都議会での動きについて。公明党が自民党とは違った行動を取り始めたことに注目が集まっている。公明党側が小池百合子都知事と親しくやっていこうと決めたのだろう。これでは自民党側が孤立してしまう。そんなことを田崎史郎さんとほぼ同じ感じでコメントさせていただいた。

 プーチン大統領は、行きは4時間遅れ、帰りは予定より40分早く出発した。なんともあわただしい滞在だった。安倍首相との二度の会談での「成果」は、北方領土での共同経済活動に関する交渉を進めるということだけ。北方領土返還についてはなんら進展はなかった。したたかなプーチン外交に振り回されただけか。      


2016.12.15(木)

生島さんのパーティ 

 昨晩は雑用をこなすのに時間がかかり、レジュメ作成に取り掛かれなかった。今日は朝から、結構根を詰めて作業をして、15時ごろまでには完成した。レジュメづくりになんでそんなに時間がかかるのかについては、以前に書いたので繰り返さないが、作業量は半端でないということである。すべては履修学生のための労力なのだが、学生はそれをわかってくれているかは不明である。

 夜はアマポーラ恵比寿店での「2016生島企画室&TBSラジオ パーティ」に参加。広くはないお店に最盛時には200人ぐらい集まっただろうか。満員電車のような混みようである。知人としては、寺島実郎、有馬晴海、見城美枝子の各氏が参加していた。初対面のような気がするせんみつおさんと楽しい会話を交わした。寺島さん、せんみつおさんと私は同学年の団塊の世代である。      


2016.12.14(水)

福島智さん、素敵な講義ありがとう 

 朝方まだ微熱が残る。咳っぽさも抜けていない。自覚症状としては、元気一杯なので、神奈川大学の授業へと向かった。寒いこともあって、妻の勧め通りワンメーター分タクシーで出勤である。

 応用行政学の授業では、普段よりも大きな声で講義した。快調である。そのままの勢いで、4時限の4年生対象のゼミから5時限の2年生対象のゼミまで進めていった。4時限の終わる頃、5時限のゲストである福島智さんと指点字通訳のお二人が教室に入ってきた。私から、事前に、「教室に早く着いたら、そのまま教室に入ってきてください」と連絡しておいたからである。4年生は昨年福島さんの講義を受けている。盲聾の福島さんだが、これも再会といっていいのだろう。短い時間だが、4年生の自由闊達さもあり、とても盛り上がった。一番の理由は、福島さんが、通訳者の一人が再婚相手であることを明かしたこと。学生全員から「おーおー」の声が上がった。通訳者はそれを的確に通訳したのだろう。福島さんもケラケラ笑っていた。

 続いて5時限では、2年生のゼミ生相手に福島さんの講義が始まった。初めて福島さんの話を聴く学生は、話の内容もさることながら、目の前で展開される指点字通訳の離れ業に目を丸くする。魅せられるといったほうがいいかな。福島さんの講義内容は紹介しないが、いつもどおり、学生の魂を揺さぶる内容の濃いものだった。講義が終わって、福島さんは「2年生は皆まじめだね。4年生は活発だったけど」と言いながら教室を出ていった。

 福島さん、そして指点字通訳の前田さんと蓮見さん、ありがとうございました。      


2016.12.13(火)

長き休載のおわびに代えて 

 しばらく日記を書かないうちに日が経った。先週の金曜日の夜、風邪でダウン。38.6℃まで体温が上がり、この時点ではインフルエンザかもと疑っていた。土曜日の朝には37度台に下がっていたので近くの内科に行くのはやめて、家でしっかり安静にしていた。その日、妻と劇団四季のミュージカルを観る予定はキャンセル。日曜日朝はまだ本調子でなかったので、ぷれジョブ藤沢の月例会は欠席、昼からの「心の唄'16?」共に生きる 10周年&しばしのお別れ」も残念ながらキャンセル。木谷実くんの美声を聴きたかったのに。夕方には調子が良くなったので、「ひるおび!」からの出演依頼にはオーケー。いつも前日ぎりぎりに出演依頼がある。

 月曜日朝には歯科予約が入っていたがこれもキャンセル。「ひるおび!」出演は果たした。夜の出版パーティの打ち上げは土曜日のうちにキャンセルしておいた。

 そして今日。「まちかどのフィランソロピスト賞」贈呈式で会長として贈呈役だったが、これもキャンセル。一日、家でのんびりしていたと言いたいところだが、共同通信社地方配信の学芸面企画「本の森」にお気に入りの一冊として山本周五郎の「樅の木は残った」についての短文を書いた。

 たかが風邪で6件もキャンセルしてしまった。たかが風邪などと言っていてはいけない。多くの方々にご迷惑をかける。健康に注意することを改めて心に誓う。風邪の経過ばかりの日記になってしまった。長く休載が続くと心配される愛読者の方のことを思いながら、あえてつまらないことを書いてしまった。私は、元気です。      


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