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ジョギング日記  9月第3週分         

2016.9.15(木)

石原元都知事のとんでも発言

 9月15日は昔だったら「敬老の日」である。それが「ハッピーマンデイ」政策とやらで、連休を増やすために月曜日に移動させられた。さすがに建国記念の日、昭和の日、憲法記念日、勤労感謝の日、天皇誕生日にはこういった暴挙はやらない。体育の日までも10月10日でない(たまたま、今年はこの日)のは、東京オリンピック開会式という歴史をないがしろにするものだ。こんなことで怒るのは、私が老人だからだろうか。

 「こんなことでないこと」で怒るのは、豊洲市場移転問題である。連日、連夜、テレビのニュース番組では、報道が止まらない。このところは、盛土に関する嘘の説明の問題が、安全性への懸念を超えて、一大スキャンダルになりかねない様相を呈している。

 さらに、怒りを呼ぶような報道があった。「石原慎太郎氏が都知事在任中の2008年5月、建物の下に「コンクリートの箱」を埋め込む案の検討を指示していたことが分かった」(読売新聞)というものである。9月13日放送のBSフジ「プライムニュース」では、石原氏は「これは、僕は(都庁職員に)だまされた」と発言しているのだから、とんでもないことである。在任中は、登庁は週に2,3日、しかも滞在数時間というのだから、都庁の職員を把握できるはずがない。職員には怒鳴り散らしているだけだった。職員は、怖くて知事に報告・説明などできない。都庁のガバナンスができていなかっただけのこと。それを「だまされた」というのは、天に唾するものといっていい。

 そもそも、豊洲移転を決めたのは、石原知事である。問題はそこから発している。83歳で敬老の対象年齢ではあるが、まだまだ元気。石原氏は、真相解明に協力すべきである。  


2016.9.12(月)

母の見舞い

 母の見舞いに仙台へ。母は、大腿骨骨折の手術をした後、リハビリ専門病院に転院した。その病院は新しくて設備がきれい。スタッフの心配りが行き届いていて、安心してお任せできる。母は、日によって好調不調の波がある中、今日は比較的調子が良さそうであった。昨日あたりは、大きな声で歌を歌ったらしい。リハビリの様子を見学させてもらったが、支えを持って歩けるようになっていた。母はリハビリの見学をとても喜んでいた。一日3回、1回30分ほどリハビリをするとのこと。

 大腿骨骨折以来、心身ともに弱くなった。96歳の高齢であるのだから、いろいろなところにガタがきているのは仕方がない。それでも、スタッフの言うことをよく聞いて、なんとかがんばっているようである。帰りがけには、「また来てね」と大きな声で送ってくれた。今度来る時も元気でいて欲しいと願いながら、病院を後にした。


2016.9.11(日)

豊洲市場盛土問題

 ほぼ一日中雨の日曜日。「ぷれジョブ藤沢」の月例会にでかけたが、昨日の暑さとは打って変わって、涼しいを通り越して寒いほど。先月はお休みしたので、2ヶ月ぶりの月例会である。ジョブプレイヤーたちがどんどん成長していることが、ジョブサポーターの報告からよくわかる。頼もしいことである。そういう姿を目にできるのがうれしい。

 豊洲市場の盛土問題。今日のテレビニュース番組で取り上げられていた。盛土が一部されていなかったということについて、いろいろと解説がなされた。知れば知るほど、「大変なことだ」と思ってしまう。これが事実だとすれば、移転延期どころか移転中止もあり得る。なんでこんなことになったのだろうか。誰かがどこかで変なことをやったのだろうか。または、やるべきことをやらなかったのか。そもそも、東京ガスの工場跡地という危険なところを移転場所にすることがまちがいだったのではないか。そこまで遡って、見直さなければならない。えらいこっちゃ。


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