浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

2016.3.19.（土）

清原被告の入院

　体調も戻ったし、暖かいし、外で少しでも身体を動かそうと思ったが、あいにく朝から雨降り。おかげで、１週間続けて一日中家に閉じ籠ることになった。運動不足が解消できない。

　運動不足といえば、昨日４４日ぶりで保釈された清原和博被告は、もっと深刻だろう。留置場の狭いスペースでは、身体を動かすにしても限度がある。

　保釈後は、松戸市内の総合病院に直行した。保釈後も運動どころではない。まずは、血糖値９００とかの糖尿病の治療にとりかかるらしい。この病院には糖尿病の名医だけでなく、循環器医療の世界的権威の三角和雄院長もいる。糖尿病の治療中にも薬物の禁断症状が出るのだろう。そちらのほうの治療も必要だ。入院は長期化するだろう。運動不足が解消されるのは、まだまだ先になるかもしれない。

　卒業式シーズン。その中で小さなニュースが目に止まった。今年の防衛大学校の卒業生のうち、幹部自衛官への任官を拒否する学生が、昨年度の２５人に比べて倍近い４７人に上るとのこと。その背景には、景気がよくて求人数が増えていることがあると防衛関係者は説明しているが、そうだろうか。私なんかは、安保法案の成立で自衛官が海外派遣になる可能性が出てきたからではないかと勘ぐってしまうのだが。それにしても、任官拒否が増えたことだけは事実である。 　 　

2016.3.17.（木）

天皇、皇后両陛下の宮城被災地訪問

　今日から仕事に復帰。とはいっても、自宅でのデスクワークである。今月中には、新学期の１５回分の授業のレジュメを完成する予定が、インフルエンザで５日間休んでいたために遅れている。それでも急にペースは上げられない。今日は、ゆっくりと始めたところ。

　天皇、皇后両陛下は、宮城県石巻市を訪れ、東日本大震災から５年がたった被災地の復興状況を視察された。昨日の福島県に続いての視察である。その後、女川町へ移動。ＪＲ女川駅前に完成した「町まちなか交流館」で、須田善明町長から復興状況の説明を受けた。今回に限らず、両陛下は何度も被災地を訪れ、被災者に親しく声をかけられている。今回、天皇陛下はインフルエンザから回復されたばかりである。それでも被災地を訪問することに、天皇陛下の使命感と決意の強さを感じる。

　ニュースとはいえないことだが、経営コンサルタントのショーン・マクアードル・川上氏が経歴詐称を指摘され、いくつかの番組出演を降板した。フジテレビの「とくダネ」やテレビ朝日の「報道ステーション」でコメントしているのには感心していた私だったので、「なんでこーなるの？」という感じである。経歴詐称なんかする必要ないのになぜ？という思いと、なんでこんなことで大騒ぎするの？という違和感である。不思議なことがあるものだ。

2016.3.16.（水）

インフルエンザ発症と快癒

　１２日（土）の朝、体温が36.7℃あり、まだ上がりそうな気配があったので、その日の川崎市自閉症協会の理事会を欠席する旨連絡した。究極のドタキャンである。家でおとなしく寝ていたが、それからも体温は上昇し続け、夕方には38.4℃になった。インフルエンザを疑い、診察券のある横浜労災病院の救急におもむき、診察を受けた。インフルエンザの検査はマイナス。医師からは「発症から１２時間以内の検査では、マイナスでもインフルエンザでないとはいえない」との解説を受ける。インフルエンザの薬の処方も何もなく帰宅。

　ほぼ１時間おきに検温をする私、翌日は、最高でも37℃だったので、「やっぱりインフルエンザでなかったんだ」と思いつつ、先行きの日程をキャンセルし、安静第一で２日間ベッドで過ごした。１５日（火）は日本医大武蔵小杉病院耳鼻科での受診の日。耳の炎症はすっかり治まっていたが、私からインフルエンザの検査をお願いした。検査結果はインフルエンザA型陽性。無罪判決が、高裁で逆転有罪になった気分。医師からは「１週間は外出禁止」といわれ、吸入型のインフルエンザ薬イナビルを処方された。病院の目の前の薬局で、やり方を直接指導されながらイナビルを吸入。

　今日になったら、すっかりよくなっていた。体温も36.1℃と安定。イナビルがインフルエンザによく効くと聞いていたが、そのとおりになった。昨日、「有罪判決」を受けていなければ、イナビルの吸入はなかったし、外出をして多くの人を感染させたかもしれない。１５日に受診予定があったのは、とてもラッキーなことだった。

　病気のことなど、日記に長々と書く必要もないのですが、このところの休載でregular readersの方々を心配させてしまったのでないかという懸念から書いてみました。また、病気について記録を残しておきたいとの思いもありました。

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