浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 9月第3週分           

2014.9.19(金)

スコットランド独立否決

 いい季節である。早足の散歩でも、ラジオ体操でも、汗をかくことがない。日が短くなるのが寂しいが、これが秋の風情ではある。

 秋風とともにしぼんだのが、スコットランドの独立の動き。住民投票では予想外の大差で否決された。可決されたら、イギリスだけでなく、世界中に混乱が広がっただろうから、部外者としてもホッとはしている。投票について記者に尋ねられた市民が、「ハートは賛成、頭は反対」と答えていたが、最後は冷静な判断が勝ったのだろう。結末はともかく、住民投票が混乱なく秩序正しく実施されたことに感銘を受けている。これも民主主義の成熟ということなのだろうか。

 私の方も、冷静に秩序正しく、来週から始まる神奈川大学の後期の授業準備を進めた。後期は、新たに平塚キャンパスで「人間と社会」の授業を担当する。第一回授業は26日(金)。経営学部と理学部の1年生を中心とした履修者にどんなことを講じればいいのか迷いながら、「地方自治体とは何か」のテーマでパワポイント75枚を作成した。さらに、横浜キャンパスでの「地方自治論U」(第1回)のパワポイント24枚とレジュメ6頁を作成した。長い夏休みで、授業のことを忘れていたが、やっと授業モードに生活が切り替わる。


2014.9.18(木)

星野監督の退任

 朝は風が吹くとかなり涼しさを感じる。身体を動かすには最適な季節になったが、なんとなく寂しくもある。真夏の暑さがなつかしいということでは全然ないが。

 寂しさということでは、楽天イーグルスの星野仙一監督が今季限りで退任することを発表したこと。昨年日本一のチームが今季は最下位に沈んでいる。それに体調のこともあるのだろう。今の各チームの監督の中では、感情を身体で表すのは、横浜の中畑監督と星野監督ぐらいだろう。試合後の星野監督のコメントを毎回楽しみにしていた。選手を簡単には褒めないところも面白い。その監督が来季からはいない。今日のロッテとの試合は、4対4の8回裏に一挙5点取って、9対5で勝った。去りゆく星野監督のためにも、残りの試合を勝ち続けてもらいたい。


2014.9.17(水)

PLN倶楽部異業種交流会

 岸根公園への坂道には銀杏が落ち始めた。公園内には、コスモスが咲き誇っている。吹き渡る風は爽やかで、涼しさを感じる。季節は秋である。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、いずれも満喫している。

 夜は、ザ・プリンスパークタワー東京のパーティールームでのPLN倶楽部の異業種交流会に参加した。三屋裕子さんが主宰する会で、メンバー限定とのこと。非メンバーの私は、来年の3月にPLNプログラムで三屋さんとの対談を頼まれている。だから、メンバーの先付けということで、参加を許された。30名弱のメンバーが参加したこの会がとても楽しかった。いろいろな分野に人が、1分間スピーチ。私の隣の席は、一柳良雄さん。通産省出身、私の留学仲間である。その後もお会いする機会はあったが、今夜は久しぶりに楽しく話ができた。そして、みやぎ夢大使の杜けあきさんにも会えた。「病気のこと、心配してたんです。会えてよかった」と杜さんのほうがとても喜んでくれた。ワインもお料理も素晴らしい。そして仲間も。素敵な夜だった。


2014.9.16(火)

真面目に働く一日

 三連休は「毎日が日曜日」の私にはあまり関係ないが、三連休が終わったので、遊んでいるわけにはいかないという気になった。「自治日報」の原稿を書き上げる。テーマは「地方創生は誰の仕事?」というもの。その後、一般社団法人としての川崎市自閉症協会設立記念式典での講演用のパワポイント原稿を完成。講演は10月26日だが、早めにやっておくと気が楽である。とても真面目な一日の過ごし方ではないか。自分で自分を褒めている私。

 昨日の日記に誤りがあった。ラジオ体操仲間の藤崎さんの年齢を84歳と書いたが、正しくは82歳である。年齢に確信がないままに書いてしまった。今朝のラジオ体操で「藤崎さん、お年はいくつでしたでしょうかね?」と訊いてみた。「82歳ですよ」との答えに、「あら間違った」と心の中で舌打ち。本人には、日記に84歳と書いたことは言ってないので、「なんでそんなこと訊くのか」と言われたが、「まあ、ちょとね、気になって」ととぼけてしまった私。朝日新聞の誤報と違って、すぐに訂正するところは評価されるだろうが、取材対象にそれを伝えないのは減点だろうな。藤崎さんには、明日、説明しよう。


2014.9.15(月)

敬老の日にあたって

 敬老の日の岸根公園。私を含む100人以上の「敬老対象者」が元気にラジオ体操を楽しんでいる。誰かがお膳立てしたイベントではないし、今朝だけのことでもない。84歳の藤崎さんの身体の力強い動きは、66歳の私をはるかに凌駕する。そういう先輩たちに勇気をもらいながら、今朝もラジオ体操に勤しむ。

 このところABBAの曲にすっかりのめり込んでいることは以前に書いた。40年も遅れてきた新しいファンである。今はまっているのは、"The winner takes it all" である。 "Dancing Queen"がディスコ風の楽しい曲であるのに対して、"winner"は愛の破局をアグネッタ・フォルツコグが劇的に歌い上げる。解説によれば、ビョルン・ウルヴァースがアグネッタとの離婚直後に、ウイスキーの力を借りて1時間で書き上げた曲とのこと。レコーディング中、アグネッタの抑えた悲しみのにじむ歌を聴きながら、ギターを弾くビョルンは涙を流した。ABBAの全作品の中で、詞、曲、アレンジ、歌唱、演奏とも、最高の完成度を示す。アグネッタの歌唱力の高さに感激し、ベニー・アンダーソンのピアノのリフレインに心ときめかす私。

 ABBAのメンバーは、私と同じ敬老世代(アグネッタは64歳)である。かつての名曲がYouTubeでたっぷり楽しめるのは、internetのおかげである。敬老の日にあたり、世の中の発展に心から感謝する66歳である。


2014.9.14(日)

ぷれジョブ藤沢定例会

 秋らしい爽やかな日。そんな中の散歩とラジオ体操は、とても気持ちがいい。体操の合間には、そんな会話が飛び交う。やっとこういう季節がやってきた。

 そんな中、ぷれジョブ藤沢の定例会に出席。その前に、藤沢本町のマクドナルドでお仕事を始めた清水怜太君の様子を見に行った。お店のエプロンをつけて、元気にお仕事をしている怜太君を見て安心した。この前に、藤沢駅地下街のラーメン古久家で6ヶ月お仕事の経験があるから、手慣れたものである。

 10時半からは、湘南よみうり新聞社の会議室で9月定例会。怜太君を含め、7人のプレイヤーから報告がある。いずれも楽しくお仕事をやっている様子がわかって、こちらも安心。「ぷれジョブの前の晩は、いつもより早く寝ています」と張り切りぶりをお父さん、お母さんから伝えてもらった。

 「横浜みらいミュージックコラボ」のチラシを配って、コマーシャルをさせてもらった。3枚の購入があった。それも含め、1時間の定例会を終える。次回は10月12日。仲間がまた増えそうである。


以前のジョギング日記はこちらから


TOP][NEWS][日記][メルマガ][記事][連載][プロフィール][著作][夢ネットワーク][リンク

(c)浅野史郎・夢ネットワーク mailto:yumenet@asanoshiro.org