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ジョギング日記  1月第3週分        

2009.1.17(土)

 満を持してという感じで、今朝、ごくごくゆっくりペースで走り出した。7日に、2キロ走っただけで、左足側上部の筋肉の痛みが再発してから、10日間、走りを自粛していた。じっと我慢の子であった。最初の1キロ7分40秒、それ以降の1キロ8分ペースという超スローペースで走ってみた。そんなゆっくりペースということもあったのだろうか。筋肉の痛みも、その兆候もないままに、4キロを走り終えた。まずは、ほっとした。これで、回復ということであれば、こんなうれしいことはない。明日、どうなっているか。それだけが心配。

 大学業務で慶応大学SFCへ。富士山の姿がくっきり確認できた。晴れていて風もなく、比較的暖かい日であった。


2009.1.15(木)

 京都駅前のホテルグランヴィアで目覚めた朝。本来なら、ここから賀茂川沿いを走るところだが、左足側上部の筋肉をもう少し休める必要があるので、じっと我慢である。その代わりの腹筋50回をベッドの中で。このところ、朝、晩50回ずつ、腹筋運動をしている。いつもそうだが、始めた当座は、腹筋が痛くなる。この痛さを乗り越えると、筋肉がついて、痛みもなくなるのだが、今回はそこまで行けるかどうか。これまでは、そこに至る前に、何度も挫折している。腹筋運動がつらいからというよりも、面白くないから。走れるようになったら、たぶん、腹筋のほうは忘れてしまうだろう。

 京都から大阪に移動して、読売テレビの「ミヤネ屋」に出演。中央大学教授の殺害事件、渡辺喜美議員とのテレビ越しのやり取り、オバマ大統領就任式など。予告では、産科医療補償制度の問題点を扱うことになっていて、それなりの予習もしていたのに、渡辺議員とのやり取りが延びてしまって、こちらは没。よくあることではある。

 京都も大阪も、結構寒かった。大体は、乗り物の中、建物の中で、寒さを感じる場面は限られていたが、車の中から外の温度表示を見たら、大阪では日中4℃であった。インフルエンザが流行の兆し。足が治っても、風邪を引いたら、また走れなくなる。気をつけねば。

 国会関係は、消費税の増税の方向を税制関連法案の付則に入れるという首相の方針に対して、自民党内に異論が起きている。それはそうだろう。確かに、消費税増税を考えるのは、正論ではあるが、この経済状況で、衆議院議員選挙を目の前にして、これだけ弱体化している内閣の下でやることではないというのも、もう一つの政治的常識ではある。そんな常識に抗しておやりになるということだから、麻生首相も死中に活路を見出すというか、いい度胸というか。ただ、表現として適当なのは、「破れかぶれ」ではないか。


2009.1.14(水)

 走っていないせいもあり、体重が増加の一途である。筋肉が減って、脂肪が増えると言う形での増え方だろう。3月22日の東京マラソン本番までに3キロぐらい減らしておこうという目論見は、風前の灯である。月間200キロを3ヶ月というのは、夢のまた夢。今月は、今のところ16キロしか走っていない。ともかく、左足脇上部の筋肉が走っても委痛くならない状態にしなければ、どうにもならない。

 慶応大学SFCでの「政策法務論」は、今日が今学期の最終授業。後期高齢者医療制度、裁判員制度、労働者派遣法の改正、みやぎ知的障害者解体宣言、千葉県障害者差別撤廃条例などを取り上げ、政治家、官僚、マスコミ、NPOなどの団体、国民が、政策決定にどう関わっているのかを考える授業であった。今日の授業では、その総まとめをやり、レポートの課題を示した。さて、どんなレポートが返ってくるか。採点の大変さよりも、内容を読む楽しみが勝っている。

 夕方からは、京都の同志社大学で、同志社大学経済学部60周年記念のシンポ。「中央と地方の格差問題」がテーマである。800人入る立派なホールに半分ぐらいの聴衆。学生と一般の方が一緒である。時間的な制約もあって、必ずしも、噛み合った議論を展開できなかったと、私は反省している。

 シンポを終えて、ばんばひろふみ夫妻と会食。妻が用事でドタキャンになり、こちら側は私一人。「ディープな京都」なら俺に任せろと豪語するばんばさんのお勧めの蕎麦屋ですごいお食事。味もいいが、場所がいい。桜の頃は最高だろう。ということで、三月末の予約までしておいた。ばんばさん夫妻と話していると、時間を忘れる。お互い、一緒にいることが楽しいのを、「友」というのだろう。友と一緒の楽しい京都の夜であった。


2009.1.13(火)

 今日のFMラジオでのニュース解説、常識的には、国会情勢とかを取り上げるのだろうが、あえて成人式について語った。考えてみれば、こんな形で成人式のお祝いをしている国がほかのあるのだろうか。この横浜市でも35,000人の成人のうち、23,000人が横浜アリーナの会場に集まってくる。すごい出席率ではないか。全国1,800の市町村でも、それぞれ、同じように成人式が催されている。楽天の田中投手も故郷の兵庫県伊丹市の式に出席していた。自分の故郷に帰って出るのである。20歳になった思いを、多くの仲間とともに、ふるさとで噛み締める。選挙権を手にする20歳であるから、今まで以上に政治のことも考えるだろう。そんなことを考えると、成人式という行事が、これからもずっと続いて欲しいという思いにとらわれる。

 国会では、第二次補正予算案が衆議院予算委員会で強行採決。関連法案についても、関係委員会で強行採決。明日からは、舞台は参議院へ。しばらくは審議はストップだろう。渡辺喜美議員が自民党を離党。しばらくは一人旅だろう。

 大相撲では、横綱朝青龍が3連勝。「もう、だめだろう」と大方の見るところ、「まだまだ」とがんばっている。麻生政権とかぶって見える。誰もが「もう、だめだろう」と思っているが、なんとかがんばるのだろうか。朝青龍の活躍を誰よりも願っているのは、麻生首相かもしれない。


2009.1.12(月)

 成人の日で休日。「朝ズバ」では、昨日の宮城県栗原市での成人式の様子が詳しく報道された。司会のみのもんたさんが、ゲストとして講演をしたのだから、当然だろう。旧知の佐藤勇栗原市長から私が取り次ぎを頼まれていた。みのさんに講演をお引き受けいただいた翌日に、岩手・宮城内陸地震が発生。栗原市でも大きな被害が出た。みのさんのお父様の出身地が栗原市の鴬沢町というご縁もあった。

 今日の講演を頼まれていた藤沢市内の施設で、ノロウイルスの集団発生があり、講演が中止になっていた。日程がぽっかり空いた。こんな日は、長い距離を走るのに絶好なのだが、左足上部の筋肉の大事をとって、今日も安静に。その代わりに、腹筋を50回やったが、そんなことでは、体重増は止まらない。

 各社の調査で、内閣支持率が20%を割り込み、野党中心の政権を期待というのが、与党中心のダブルスコア以上。定額給付金の不人気が、要因としては大きい。こんな支持率のままで、内閣は通常国会を乗り切れるのだろうか。解散を望む声が、こんなに高くなっているのに、耐え切れるだろうか。


2009.1.11(日)

 左足上部の筋肉の痛みがすっかりなくなったので、久しぶりに走ってみた。違和感、痛みがきたところで走るのを辞めるという心積もりで。500メートルあたりで違和感。だんだん、その違和感が強くなっていく。痛みとまではいかないが、このまま走り続けたら、確実に痛みに変わりそう。1キロ地点で反転。走り終わっても、押すと痛みが感じられるほど。3月22日の東京マラソンに向けて、こんな調子ではどうにもならない。走りこみをしておかなければいけないということと、筋肉痛を治しておかなければならないということ。どこで折り合いをつけるか。

 用事があって、仙台日帰り往復。新幹線の大宮までの区間で富士山が見えた。なんと素晴らしい山容なのだろうと、改めて思う。大宮から見る富士山、甲府から眺めた富士山。そして、新幹線の新富士駅付近から見る富士山。どこから見ても、美しいし、神々しいとさえ思う。


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