浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  11月第1&2週分        

2008.11.8(土)

 昨日は、3:45の起床で「朝ズバ」出演、21:30の日経CNBCへの出演が終わったのが22:15、帰宅は23時を回っていた。そんな長い一日だったし、家を8時に出る日程だったこともあり、走りはなし。これで3連敗である。

 羽田から長崎空港へ。島原市での「福祉のトップセミナーin雲仙2008」に今年も駆けつける。今年で何回目になるかも覚えていないが、10年近く、連続参加ではないか。於島原復興アリーナ。今年の出番は、15:15−17:35「夢トーク 障害者施策を展望する」というセッションでのコーディネーター。パネラーは、八代英太(自民党・前衆議院銀・元郵政大臣)、山井和則(民主党・衆議院議員)、田島良昭(南高愛隣会理事長)の三名。世が世なら、衆議院解散の時期であるから、山井氏はとても参加できなかったはず。それにしても、選挙を控えた大変な時期である。にもかかわらず、参加いただいたことに感謝感激である。パネラーには、政治と福祉について、熱く語っていただいた。毎回のことであるが、ここ島原まで、全国各地から数百人の福祉関係者が時間とお金と労力を使っておいでいただくことに、驚きと敬意を覚える。夜の懇親会もしっかり参加して、親交を深めた。


2008.11.7(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。大阪市でのひき逃げ事件で吉田容疑者逮捕、航空自衛隊の田母神前幕僚長の論文問題、そして、「8時またぎ」では、産婦人科の出産事故への保険制度の件など。最後の問題は、私もそんな動きになっていることを知らなかった。ゲストのTBS牧嶋記者は、「浅野さんだって、知らないということで・・・・」というふうに引用されてしまったが、知らないものは知らない。知らない私が悪いのか、知らせない厚生労働省が問題なのかは別として、産婦人科のなり手がないことに、なんらかの手を打たなければならないことは、誰しも同意するだろう。今回の保険制度が、理論的、実際的に適当なのかどうか、これは、しっかり検証する必要がある。

 筑紫哲也さんが肺がんで死去。テレビで何度かご一緒したことがある人なので、驚くと同時に、心から哀悼の意を表したい。


2008.11.6(木)

 昨晩遅かったこともあるが、今朝の走りはなし。7時過ぎに新聞を取りに外に出たら、いい天気である。久しぶりに、「もったいない」ということと、「サボってしまった」という意識を覚えた。

 読売テレビの「ミヤネ屋」出演で、大阪へ。新幹線の座席に座ったら、車掌さんが、「この席以外は、団体の方ばかりです。隣の車両に移りますか」と聞かれたが、「結構です」とお断りした。幸い、さほどうるさい団体さんではなかった。「さほど」というのは、「少しは」という意味である。新富士駅のところでは、富士山の全容がしっかり見えた。これだけでも、得した気がする。

 番組では、VTRの部分が長くて、コメントの場面は限定的だった。森進一が「おふくろさん」を歌えるようになった顛末、高砂部屋所属の名人床山の床寿さんが定年退職する話、「ホームレス中学生」を書いた田村裕さんのお兄さんが「ホームレス大学生」を書いた話など。それぞれ、結構、感動的で、涙が出てくるところもあった。


2008.11.5(水)

 JR横浜線小机駅方面に8キロ。シューズのせいで、走るスピードが変わるのかどうか確かめたいと思って、今朝は、レーシングシューズを試してみた。いつも、泊りがけ出張の際には持ち歩いて、朝、走ってはいるのだが、横浜で走るのは、初めて。普段のトレーニングシューズに比べれば、軽くて楽だが、靴底が薄いのがなんとなく不安。スピードも変わらない。

 慶応大学SFCで「政策法務論」の授業。今日は、内閣法制局第四部の野口尚参事官にゲストでおいでいただいた。厚生省時代の後輩である。後期高齢者医療制度のための法律改正の審査などで多忙を極め、就任一年目は死ぬ思いだったという話に実感がこもっていた。法令審査の最中に、厚生労働省の担当官たちに「この条文はおかしい!」と指差したまま、机に突っ伏して寝てしまった。厚生労働省の担当官は、「お疲れのようだから、このまま寝せておこう、でも30分も寝ると、かえって具合が悪くなるから」と思って、15分したところで、「参事官」といって起こした。野口参事官は、目を覚まして、そのまま議論に戻った。この話を、法律改正が終わって、打ち上げの懇親会の時に聞かされるまでは、自分がそんなに長く寝ていたことを自覚しておらず、ほんの一瞬だけのことと思っていたようである。「3時間でなくて15分だった」というのが、私の感想。

 アメリカ大統領選挙で、予想どおり、オバマ候補が圧倒的勝利。アメリカ国民がオバマ新大統領にかける期待はとても大きい。現在のアメリカが抱える諸問題、特に、経済危機は、そう簡単には、解決しない。過剰な期待が、失望に変わることはないのか、早過ぎる心配をしている。


2008.11.4(火)

 あまり走る意欲は湧かなかったが、それでも8キロを楽しく走れるのは、体調がいいからだろう。東白楽駅手前から、東横線の元の軌道が公園になったところを通って、国道1号線に入り、市営地下鉄の三ツ沢下町駅出口を通過し、三ツ沢上町駅の出口のところで反転。短パン、長シャツ、軍手でちょうどいいぐらいの11月上旬の走りである。

 FMラジオの電話コメントに出演して、慶応大学SFCへ。今朝取り上げたニュースは、航空自衛隊の田母神俊雄前航空幕僚長の論文問題。「日本が侵略国家だったというのは、濡れ衣」という論調をはじめ、ある意味では、言いたい放題。「政府の方針に対して何も言えないのでは、北朝鮮と同じ」とおっしゃっているが、自衛隊幹部という役職で物を言うのは、意味が違う。更迭により定年年齢に達してしまったということで、定年退職ということになり、処分をしないで円満退職になった。上司が処分されているのが、ちょっと変な感じ。田母神氏が60歳でなく、59歳だったら、どういう結果になったのだろう。

 小室哲哉さんが、大阪地検特捜部に逮捕された。5億円の詐欺容疑。逮捕されて、むしろ、ホッとしている様子というレポートがあったが、ホントかもしれない。それにしても、あれだけ富と名声を手に入れた人の転落が速いのに驚く。音楽の才能は、経営の才能とは違うとか、調子に乗りすぎたというのは、わかりやすいことだが、それだけなのだろうか。


2008.11.3(月)

 文化の日。叙勲などが発表になっている。知人の方も何人か受賞されている。おめでたいことである。直接、祝意を表せないのが、残念。

 朝7時半に自宅を出る日程なので、走れない。寝る時間を削ってまで走ることはない。伊豆の河津町へ。町制施行50周年の式典での記念講演である。以前に、妻と来たことのあるバガテール公園が会場である。あの時は、季節はずれで見られなかった秋のバラが、美しく咲き誇っていた。  


2008.11.2(日)

 6:37発で鳥山川方面へ。最初の1キロ、2キロが、ペースがだいぶ速い。その調子で、どんどん走り、1時間06分で反転。前回、同じコースを走った時よりも、だいぶ遠くまで行った。時間にして、2分ほど速い。(この場合、「速い」を使うのか「早い」が適当なのか、よくわからない) 往路もペースが落ちない。疲れがやってこない。最後の1キロは、5分でぶっ飛ばしてしまった。復路が50秒速い。自分でも驚くほどの快調さで、22キロを走った。

 「健康・生きがいづくりアドバイザー第16回全国大会」で基調講演を、幕張の海外職業訓練協会ホールにて。「人間力・地域力アップ!〜豊かな地域社会づくりに向けて〜」というタイトルどおりの話ができたかどうか。熱心に聴いていただいたことだけは、確認できた。厚生省の大先輩である金田一郎さんが理事長をなさっている団体の主催であった。金田さんには久しぶりにお目にかかった。足を悪くされているようだったが、お元気そうでなにより。


2008.11.1(土)

 今日から11月。伊万里グランドホテル発が7;30という日程だったので、走るまではいかなかった。町の印象をほとんどつかまないままに、町を去ることになる。

 福岡空港から名古屋小牧空港まで飛んで、そこから岐阜県御嵩町へ。第7回御嵩町社会福祉大会で講演。200人ほどの聴衆は、熱心であった。渡邊公夫町長ともお会いした。この町も、講演をしてすぐ帰るので、町の感じはわからないままである。

 日本シリーズ第一戦で西武が勝利。湧井投手はすごい。あれで22歳。堂々の風格である。西武の前身の西鉄ライオンズのファンだった。中西太、豊田泰光、大下弘、そして、鉄腕稲尾和久投手のいた頃が一番良かった。監督は、三原脩。日本シリーズで、巨人に三連敗の後、四連勝。神様、仏様、稲尾様と言われた。時代は移って、興味はだいぶ薄れたが、他チームで実績を上げた選手を移籍させた戦力で戦う巨人には、勝たせたくない。ラミレス、小笠原、グライシンガー、クルーン・・・。あの戦力なら、私が監督でも優勝できそうといったら、言い過ぎか。


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