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ジョギング日記 月第1週分         

2008.7.5(土)

 起きたのが遅かった。世の中は暑い。だから、走らないという判断もあったのだが、あえて6キロだけ走った。暑さに身体が慣れていないので、さすがに、これ以上走る気はしなかった。

 午後から、日本自治学会のシンポジウム。「市民がコントロールする自治体とは」というタイトルで、新藤宗幸千葉大教授のコーディネーターで休憩を含めて3時間の長丁場だった。パネラーは、他に矢野学上越市議会議員、西野万里明治大学教授、元全国市民オンブズマン連絡会議代表の大川隆司弁護士。聴衆は40人ほどと少なかったが、錚々たるメンバーが集まっている感じ。シンポジウムだと、持ち時間が限られていて、言いたいことが十分に言えないのだが、その分、他の方の意見を聴けるというメリットはある。地方議会のあり方が、これからの地方自治を考えるポイントというのが、共通認識だった。  


2008.7.4(金)

 4:30に横浜の自宅を出る頃から、激しい雨。風も強い。「朝ズバ」では、根本美緒さんが、「今日は天気が悪い」といった予報を伝えていたが、番組が終わる頃には、青空を伴う真夏の暑さがやってきた。「朝ズバ」のほうは、中国産うなぎの偽装工作事件、宮城県栗原市の17歳女性の殺人などの、事件ものが相変わらず。洞爺湖サミットを目前に控えて、おみやげ紹介などは、なごやかな雰囲気で伝えられる。

 午後からは、取材対応、「地域創造ネットワークジャパン」理事会、日経映像の「夜エクスプレス」に生出演。経済関係の番組である。今晩のゲストは、太田弘子経済財政大臣。「2008骨太方針」についての解説など。周りがいろいろ圧力をかけるから、太田大臣は孤軍奮闘だろう。そんなこともコメントさせてもらった。5分間のコメントコーナーが用意されていたので、「霞ヶ関の無駄遣い」を取り上げた。

 一番暑い時間帯に、重いカバンを持ち、背広にネクタイ姿で、街を歩いていた。今年初めて30度を超えたという。一気に夏本番という感じである。これから2ヶ月ほど、こんな暑さが続くと思うと、うんざりである。


2008.7.3(木)

 朝、なんとなくすぐに起きられない感じで、ぐずぐずしていたが、思い直して走りに出た。なんだか義務みたいな言い方だが、走り始めてみれば、7月というのに涼しくて気分がいい。去年の記録を持ち出してみたら、7月は200キロ以上走っている。真夏の時期に、どうしてそんなことができたのだろう。走り始めたのが、遅かったこともあるし、なんとはなしの疲れがあったので、今朝の走りは4キロで終わり。

 読売テレビの「ミヤネ屋」出演のため大阪へ。新幹線を新大阪駅で降り立ったとたんに、ブワーッと熱気が湧いてきた感じ。久しぶりの真夏の暑さの感覚である。今日の大阪は33℃まで上がったとのこと。さもありなん。番組は、国会議員の無駄遣い、橋下大阪府知事対府議会など硬い話題だったり、芸能界クイズで楽しんだり。宮根さんからは、私が駄洒落大好き人間と命名されてしまった。

 番組でも取り上げられたが、中国産うなぎの偽装問題、えび養殖で投資者を釣った詐欺事件、いずれも一斉捜査や逮捕劇が報道されていた。食品偽装は、今年の定番のようになってしまった。どこまで続くのだろう。そしてニセ投資詐欺。850億円もの巨額のだましである。よくもこんな話にだまされるものだとも思ってしまうが、だましのテクニックのプロには、ごくごく簡単なことなのだろう。変な世の中であるが、これだけ続くと、あまり驚かなくなったことに、改めて驚く。


2008.7.2(水)

 昨日の14キロ走の疲れが残っていたわけではないのだが、走りたくない身体になっていた。それでも、軽く5キロ走った。走ってみれば、なんのことはない。ゆっくり走る分には、つらさはない。ましてや、比較的涼しい天気である。

 慶應大学SFCで2時限だけの授業。「未来構想ワークショップ」で3チームが発表を行った。道路特定財源に関して、藤沢市を取材したチームの発表が、なかなか面白かった。道路関係部署だけでなく、財政課の取材も行ったことが出色。発表ぶりも良かった。一年生中心のチームが、これだけ充実した発表を行えることに驚きながら、満足を覚える。彼らのこれからの成長が楽しみである。  


2008.7.1(火)

 ああ、7月である。今年も半分が過ぎたということ。今年後半の初めての走りは、鳥山川―鶴見川沿いの14キロ。平日にこれだけの距離を走るのは、珍しい。夏本番ではないので、朝の空気はひんやりしている。まだまだ走りやすい気候である。こういう時期に走りこんでおかないと、いずれ長い距離は走れない季節がやってくる。このコースは、ゆったりと走れるので、最近のお気に入りである。前をちんたら走っているおにいちゃんがいるなと思ってついていったが、全然抜けない。つまりは、私もあの程度のちんたら走りなのだということを再確認しただけのこと。それでいいのだ。

 慶應大学SFCで1時から6時まで授業。4時限と5時限は、学生がグループワークでやってきた成果を発表する時間である。思ったよりも充実した発表ぶりで、聴き応えがある。私の期待水準が低すぎるせいでの自己満足とは思いたくない。


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