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ジョギング日記 1月第4&5週分         

2008.1.31(火)

 1月も、今日でおしまい。今月の走行距離は、88キロ。15日からの9連敗のせいもあり、100キロに到達しなかった。無理はしないという哲学だから、これはこれでいい。今朝も、昨夜遅かったことから、走りは自粛。

 大阪読売テレビで「ミヤネ屋」出演。これだけで、まる一日取られてしまうのが痛いが、番組自体は、結構面白い。特にお気に入りは、「芸能ノスタルジア」だが、今日は1971年、昭和46年の話題。小柳ルミ子、天地真理、南沙織、ザ・タイガースなどのなつかしい歌が流れる。当然ながら、中国製の農薬汚染ギョーザの件が、みっちり取り上げられた。


2008.1.30(月)

 国道1号線からの周回コース7キロ弱を走るつもりが、曲がるところをひとつ間違えて、結局9キロ走ってしまった。こういうのは、間違えて損したというよりも、良かったと言うべきなのだろう。

 午後からは、板橋文化会館での「オハイエ」の上映会。10:30、15:00、18:30の3回の上映があって、合計で480名ちょっと入ったらしい。ウイークデイだし、場所も都心ではない。どれだけおいでいただくか、とても心配だったのだが、予想を上回る出足に、まずはほっとした。そして、映画を見終わった多くの方に感激していただいたようで、これも一安心。映画のエグゼクティブ・プロデューサーという名前だけの関わりしかしておらず、実質は、仙台二高の同級生、菊地昭典君の精魂傾けた作品である。音楽プロデューサーのあんべ光俊さんともども、舞台あいさつ。そして、荒川ファミリーの知子さん、洋さんのフルートとリコーダーのミニライブがとても良かった。映画でも目立っていた荒川知子さんは、これでスターとして注目されるだろう。

 これをきっかけに、「オハイエ」の上映会が各地に広がって欲しい。そして、今年の6月1日(日)の第8回「とっておきの音楽祭」に参加するために、多くの人が仙台を訪れてくれることを期待したくなる。


2008.1.29(日)

 せっかく新しい家に入ったのに、ゆっくりできない。北海道江別市商工会に呼ばれての日帰り講演。千歳空港から会場までは車での移動だったので、天候不順を心配していたが、青空が見える好天で、気温もさほど低くはない。

 講演は、例によって前座に続いて、1時間半。地域振興と民主主義というような話題であるが、熱心に聴いてくださる様子が、こちらにも伝わってきて気持ちがいい。


2008.1.28(月)

 横浜の家の改築があいなって、今日が引越し。と言っても、5ヶ月間仮住まいした六畳一間のアパートから数メートル隣への移動だし、家具も入らず、各地に分散している荷物が来るのは1ヶ月以上先になりそうな、中途半端な引越しである。お風呂とトイレが広くなり、狭いながらも私専用の書斎が使えるのが何よりである。


2008.1.27(日)

 大学関係の業務をみっちりやらなければならないのだが、ついつい、大阪国際女子マラソンのテレビ中継を見てしまったら、やめられなくなった。マラソン初参加の福士佳代子選手が、30キロぐらいまでダントツのトップで走っていたのが、急激に失速。最後の数キロは、歩くぐらいのスピードになった。ゴール前の数百メートルでは、身体を細い足が支えきれなくなる感じで、何度も転倒。見ていて、胸が締め付けられる光景が繰り広げられた。それでも、なんとかゴールイン。1万メートルの女王も、42キロの距離は別物ということ。一流ランナーでも、こういうことがあるのだなと、驚きで一杯である。

 夕方は、大相撲初場所の千秋楽。白鳳と朝青龍が一敗同士で対決である。日本相撲協会としては、願ってもない展開になった。結果は、朝青龍が上手投げで白鳳に投げつけられての負け。白鳳の三場所連続優勝が決まった。朝青龍を憎らしいと思っていたファンの溜飲を下げさせたし、それなりにがんばった朝青龍も、面目をほどこした。それも含め、絵に描いたような展開である。そして、この一番も力の入ったいい相撲だった。リアルタイムで見られたのは、ラッキーというもの。

 今日は、スポーツ観戦デーのようになってしまった。私自身のランニングというスポーツはやらなかったのが、少し心残り。


2008.1.26(土)

1月26日(土)  掛川グランドホテルで目覚めた朝。7時過ぎに走り出した。掛川城の天守閣も拝んで、国道1号線を西へ。復路で曲がるべきところを行き過ぎて、戻ったり、ちょっぴり便意を催したり。こういうアクシデントがあると、後から思い出すことになる。12キロちょっとの走り。気持ちがいい。

 掛川は、平成2年、私が初めてのフルマラソンを走ったところである。つま恋をスタート・ゴールにした「小笠・掛川マラソン」のゴール前の1キロの上り坂がきつかったのを、今でも覚えている。4時間を切るのが目標だったが、この坂でへばったこともあり、4時間06分ぐらいのタイムだった。名称にある小笠郡はなくなって、合併で菊川市が誕生した。そこの社会福祉協議会での講演。聴衆も熱心だったし、手話通訳の方が熱心で有能だったのに驚いた。


2008.1.25(金)

 3:45起床で、TBSテレビ「朝ズバ」へ。車での移動なので、外気に触れている時間は短いのだが、今日も寒いようだ。番組では、お天気キャスターの根本美緒さんが、「爆弾低気圧」の話をしていた。

 番組後半では、自民党、民主党からそれぞれ3人の国会議員が出演して、道路特定財源の暫定税率廃止の是非についての議論を戦わした。私も何点か言わせてもらったが、攻めるも守るも、自分たちの言い分ばかりをがなりたてる様相も呈していた。それにしても、こういった議論を、お茶の間の視聴者にもわかるように、きっちりと展開していくことが、今の時期、とても大事なことである。

 番組後の反省会も済まして、新幹線で名古屋経由松阪へ。東京駅で列車を待つ間も、冷たい空気に身震いをする。仙台など他の地域に比べれば、東京の寒さなんてなんぼのもんでもないとは思っているが、それでも、こういう時は寒さが身にしみる。大好きな富士山が、中腹あたりまで雪化粧をして、すっきり、くっきり、とても美しかった。

 松阪フレックスホテルにて、第三銀行主催の新春講演会。「地方を変えれば日本が変わる」という演題である。聴衆は、主に、中小企業の経営者、自治体関係者とのこと。しゃべり終わったら、松阪牛を楽しむ暇もなく、掛川に移動というのも、ちょっと味気ない。


2008.1.24(木)

 久しぶりに走った。今月14日(月)に9キロ走って以来だから、実に、10日ぶりである。横浜の家から、国道1号線を行って、水道道に出てくる周回コースを7キロ。気温も4℃以上あり、風もないコンディション。10日間のブランクを感じない。走れることの喜びを実感しつつのランニングであった。

 大学の業務でSFCキャンパスへ。試験シーズンも一段落したのか、さすがに学生の姿は少ない。2科目のレポート提出の締め切りがおとといだったので、提出されたレポートを受け取った。これから、採点に入る。採点業務を苦痛と考えずに、「どんなこと書いているのかな」と興味を持ちつつの楽しみと考えることにしている。

 午後からは、ルポール麹町で全国ふるさと市町村協議会主催のシンポジウムで基調講演。150人ほどの聞き手は、自治体の職員ということもあってか、受けるべきところでの反応がいまひとつ。受け狙いをしているから、そんなことを考えるのだろう。こういう講演を契機に、受け狙いでない地道な講演を心がけることになる。

 夕方は、久しぶりに、厚生労働省の年金局を訪ねた。25年ほど前に、課長補佐として年金改正の仕事をした古巣である。四分の一世紀を経て、大きく様変わりをしているようである。年金記録問題もあり、年金問題について、後ろ向きの議論ばかりになってしまうことを心配している。


2008.1.23(水)

 京都のホテルで目覚めた朝。天気予報では雨だったが、「ひょっとして・・・」という気持ちで外を見たら、しっかり雨降りである。これでは走れない。これで2回続けて京都での走り断念である。持ってきたジョギング用品を空しく持って帰ることになる。

 京都駅から湖西線の新快速に乗って、安曇川駅で降りる。滋賀県島田市商工会主催の講演。「真の地方分権で地域が伸び日本が変わる」という題で、前座も入れれば2時間近く話した。京都、大阪に近いし、滋賀県は発展しているのに、この地域だけは取り残されているという意識があるらしい。いわゆる格差論である。なんとか、こういう負け犬的な格差論を乗り越えていかなければならないと熱弁を振るっているが、実際問題、簡単なことではないことは、私にもわかっている。でも、どうするかである。  


2008.1.22(火)

 午後から、高松市で、地元の香川銀行、香川ニュービジネスクラブ主催の講演会で「地方から日本を変える〜地方は今、何をするべきか〜」の講演。2000人収容の県民ホールがほぼ満員。1600人ぐらいだろうか。これぐらい多い聴衆だと、元気が出ていい。少人数の聴衆の前だと、テンションが上がらず、私のほうがあがってしまう。講演終了後の交流会にも出させていただいた。そうでもないと、講演だけして、なんの印象もないままこの地を去ることになる。いろいろな人とお話できるのは、それなり以上に愉快なことである。

 マリンライナーと新幹線を乗り継いで、京都へ。天気予報では、明日は雨。楽しみにしている冬の京都を走るプロジェクトは、今回もだめかもしれない。

 東京株式市場での株価下落が止まらない。交流会の会場で知ったのだが、前日比752円安の12,753円。もう下げ止まるかと思っていたのに、これだけの大幅下落には驚いた。世界各地の市場でも大きな下げを記録しているのだから、日本経済だけがどうのこうのではないのだが、日本としても何か有効な手を早急に打たなければならない局面であろう。


2008.1.21(月)

 今朝も走らない。風邪が完全には抜けない。先週の月曜日に走った後、これで1週間お休みである。あせらず、騒がず、再開の機会を待つ。

 朝から、慶応大学SFCの業務でキャンパスへ。学期末試験の季節なので、学生の姿も多い。国会は、論戦の季節。代表質問が、相手の政党の批判と自分の政党の政策の開陳の場になっている。総理の所信を質すという本来の趣旨と離れているところもあるが、これはこれで面白い。毎回のことだが、民主党はどうして小沢代表が代表質問に立たないのだろうか。


2008.1.20(日)

 仙台にはいたのだが、SMCはお休み。天気も体調もいまひとつ。残念だが、無理してはならない。

 東京に戻って、午後から、世田谷区烏山区民センターで、世田谷区社会福祉事業団主催のシンポジウム「中高年からの地域福祉活動〜元気をもらう、元気を生かす〜」にパネラーとして参加。300人の収容のところに70人ほどの参加者は、ちょっと寂しいが、来られている方々は、それだけ熱心な人ばかり。シンポジウムだと、一人ひとりの持ち時間が短いので、意が尽くせない感じがするが、それはそれで仕方がない。

 夜は、フジテレビの「プレミアA」に出演。東国原英夫宮崎県知事の就任1周年記念のような感じで、知事誕生からの軌跡を追った番組である。軌跡であり、奇跡でもあった選挙戦の再現ビデオは、それ自体、感動的である。つくづく、選挙はドラマだと実感する。久しぶりに、北川正恭さんとも会って、いろいろ話ができたのはよかった。


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