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ジョギング日記  10月第1週分       

2007.10.6(土)

 横浜の家から、国道1号線コースを6キロ。涼しい天候の中、これまでよりペースは速い。

 雲仙セミナー参加のため、島原市へ。参加して10年ぐらいになるだろうか。ほぼ皆勤賞である。知事、市長、国会議員を集めた「トップセミナー」での司会が私の定番だったが、今回は別な意味でのトップセミナーにした。日浦美智江さん、竹中ナミさん、明石洋子さん、徹之さんという、重度障害者の地域生活支援、就労という分野でのトップを集めてのパネルディスカッションである。明石徹之さんは、自閉症という障害を持った人としてはとても珍しいのだが、川崎市の正規職員である。水をいじるのが好き、トイレが好きというのを仕事に生かして、高齢者施設での車椅子、浴室の清掃業務にあたっている。懇親会では、徹之さんとお酒を酌み交わすところを、お母さんの明石洋子さんに何枚も写真を撮られた。


2007.10.5(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演で、4時半に横浜の家を出る。今日の話題も、時津風部屋の力士死亡事件など。政治ネタでは、北朝鮮と韓国の南北共同宣言、政治資金規正法の政治とカネの問題など。次から次へと、出来事が起こるが、次から次へと消費され、忘れられていく。

 長野市での講演。久しぶりに2時間の長丁場。それに前座20分だから、2時間20分もしゃべりっぱなしだった。話しているほうより、聴いているほうが大変なのではないかと思いつつ、長野を後にした。

 妻の誕生日。何歳になったのだろう。ささやかにお食事会でお祝い。


2007.10.4(木)

 日航ホテル姫路で目覚めた朝。ホテルには地図が置いていないので、どちらの方向に何を目指して走ればいいのかわからないままに、ともかくスタートした。結構広い道で走り易いところを過ぎて、川沿いに出たが、遊歩道のようなものがなくて狭い国道(?)を走るしかない。危険でもあるので、コースを変えて、勝手気ままに走っているうちに、姫路市役所に戻ってきてしまった。姫路城を走るのをあきらめてホテルに帰還。13キロほど走っただろうか。

 大阪の読売テレビの「ミヤネヤ」に出演。10月1日から、時間帯が広がり、放映エリヤも拡大した。首都圏と長野県をのぞいた全国というから、仙台でもミヤギテレビで見られる。ただし、3時間のうち、最初の1時間だけ。こういう配信というのは、なかなかめんどうなようである。「3時間は長いな」というのが、コメンテーター仲間の声だったが、私としては、それほど長くも感じなかった。


2007.10.3(水)

 慶應大学SFCでの2時限の「政策法務論」は、今日が二回目。一回目は、様子見の学生もいたようで、今回の出席者は70名程度に落ち着いた。ディスカッションも含めた授業には、丁度良い規模かもしれない。介護保険について、基本的な知識を説明して、次回の厚生労働省から来るゲストの話につなげる。

 夜は、姫路で生命保険関係者への講演。結構乗りのいい聴衆だったので、こちらも乗って話すことができた。


2007.10.2(火)

 横浜の家から、国道1号線コースを4キロだけで切り上げた。1時から6時まで、ぶっ続けの授業が控えているので、自粛した、様子を見たというところである。

  その慶應大学SFCでの秋学期火曜日の第一回授業であるが、「地方自治」の授業、「地方分権と福祉政策」と「知事の権力と限界」の両研究会にほどよく履修希望者が集まってきた。「福祉」研究会は30人を大きく超えてしまったが、制限せずに受け入れることにした。その他の授業は、だいたい予定したとおりの人数である。今学期も張り切ってがんばろうという気持ちになってきた。

 時津風部屋の力士が稽古中に死亡する「事故」など、相撲界は朝青龍問題とは次元が違う大変な不祥事で揺れている。ここで協会もしっかりしないと、「昔、大相撲というのがあったんだよ」という昔話になってしまう。関係者の猛省を促したい。


2007.10.1(月)

 今日から10月。4月1日から半年。NHKの朝ドラをはじめ、各局新番組が開始する。赤い羽根募金も今日から。年度の後半戦の始まりである。そのけじめの最初の走りは、いつものタイム計測を含むコースである。11'47という最高タイムを軽く出してしまったのは、この涼しさのせいだろう。8キロコースを比較的楽に走れた。

 昼から東京で医療制度改革についての講演。このトッピクでは初めてだったので、それなりに準備をして臨んだ。聴衆は、この問題について私よりよほど詳しい人たちばかりなので、おっかなびっくりだったのだが、それなりにまとめることができて、正直ホッとした。

 夜は、慶應大学SFCの丸の内分室のようなところで、公共政策の大学院公開講座。今回は、私の紹介にかかるゲスト、野沢和弘さんが「千葉県障害者差別撤廃条例」について熱く語っていただいた。30人近くの聴講者は、話の中で何度か涙を流していた。内容的にも濃いもので、質疑を入れて2時間半でも時間が足らないぐらいの充実感である。


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