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ジョギング日記  6月第3週分
2007.6.14(木)

 横浜の家を出て、国道1号線方面に6キロ。5日間も走らないでいた。そのせいもあってか、身体が重い感じがする。今日あたりから、関東地方も今日が梅雨入りらしい。となると、天候により走れない日が続く。走れるうちに走っておこうという意味もあった。

 午前中、雑誌AERAの取材。厚生省の体質についてなどという、論評するのがむずかしいことを聞かれた。昼間は「十八日会」での講演を聴く。この会では、昨年、話をするほうで参加させてもらい、その後、会費を払って会員として参加させてもらっている。今回はしばらくぶりの参加である。朝日新聞の政治エディターの西村陽一さん「参議院議員選挙の展望」を興味深くうかがった。たまには、こういうお話をじっくり聴くことも必要である。

 夜は、汐留の四季海劇場にて、妻とミュージカル「ウイキッド」の観劇。舞台装置の精巧さにも驚いたが、歌と踊り、そしてストーリーも秀逸である。本場ブロードウエイで大人気の作品ということだが、それをあっという間に自分のものにしてしまう劇団四季の力量にも感心してしまう。


2007.6.13(水)

 慶應大学SFCで二コマの授業の後、「アゴラ」と称する教員同士の意見交換。SFCでの教育はいかにあるべきかという議論であるが、新参者の私にはなかなかついて行けないところもある。その後は、長く総合政策学部長を務められて、今回、学部長を辞められる小島朋之先生の慰労会に出席。こういう機会でもないと、同僚の先生たちと顔を合わせることがない。

 楽天の田中将大投手が、中日相手に初の完封勝利を挙げた。早めの帰宅だったので、このニュースに間に合った。早稲田大学のハンカチ王子斎藤佑樹投手だけが脚光を浴びているわけではない。仙台では、マー君ががんばっていることを忘れてほしくない。


2007.6.12(火)

 昨夜も遅かったが、3時45分になると腕時計の小さなアラームだけでちゃんと起きられる。昔からの特技であるが、この年になっても有効である。TBSテレビの「朝ズバ」に出演。桑田投手がメジャーに昇格して、空港でTBSの記者から「背番号18です」と知らされて、後ろを向いて泣くシーンで、こちらも泣いてしまう。手元にハンカチがなかったので、涙が顔を流れるままになってしまった。39歳で挑戦する桑田投手のひたむきさに、大リーグで大活躍するイチローや松井秀喜選手とは違った意味で、心から応援したくなる。

 慶應大学SFCでの3時限「政策協働論」の授業では、たまたま「組織の不祥事と危機管理」という題材だったので、社会保険庁とコムスンを取り上げての講義になった。4時限の「地方分権と福祉政策」でのゲストは明石洋子さんと徹之さん親子。徹之さんは、自閉症という障害があるが、川崎市の公務員試験に合格して、清掃関係に従事する職員である。水に興味があることを生かして、トイレ、お風呂、車椅子の掃除に力を発揮する徹之さんの姿に、学生ともども感銘を受けた。

 夜は、毎日新聞社で、「毎日フォーラム」誌のために、片山善博、増田寛也両氏との座談会の収録。「辞め知事三人大いに語る」という趣である。聴衆がいないのが、もったいない感じがする。いずれ、別な形でご一緒することは、必ずあるだろう。久しぶりにお会いして、収録後も話に花が咲いた。


2007.6.11(月)

 土曜日の夜仙台に戻って、日曜日は福島市への講演。そして今日は東京への「出勤」だから、ほんの短い仙台滞在だった。8時15分仙台駅発の東京までのノンストップの新幹線は、いつも満席なのだが、たまたま私の隣の席だけが空いていた。ラッキーである。1時間36分の乗車時間は、貴重な機会なのだが、今日は眠気との戦いだった。

 午前中は、日本フィランソロピー協会の理事会。会長の私が議長を務めるが、説明は高橋陽子理事長が一手に引き受けている。いい仕事はやっているのだが、いかんせん、予算不足と人材不足が深刻である。会長としてもっと力を発揮しなければならないのだが・・。

 夜は、日テレ学院での講義。以前にも講義したことがある。社会人を中心とした10人ほどの聴講生に1時間半にわたり、都知事選挙、社会保険庁の年金記録問題、コムスンの介護報酬不正問題などについて話をした。その後は、居酒屋で懇親会。仕事をしながら、こういう勉強をしようという意欲があることに、感心してしまう。今日の講義では、その意欲に応えられたかどうか、少し心配になる。


2007.6.10(日)

 前夜、遅かったので、今朝はSMCに行く時間になってもベッドの中であった。例によって、もったいない感覚と罪の感覚と両方感じつつの目覚めになった。新聞を取りに外を見たら、道路が濡れている。これでは、どっちみち走れなかったかもしれない。

 福島市の女性団体連合会に招かれて、男女共同参画についての講演。涼しいのと、手荷物が何もなかったので、仙台駅へは歩いて行った。ゆっくり歩いて15分で到着。いつもと街が違って見えて、新鮮である。講演は、男女共同参画の話題で話す最初の機会だったので、自信がなかったが、聴衆にはなんとか喜んでもらえたようで安心した。


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