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ジョギング日記 2月第1週            

2006.2.4(土)

 土曜日の朝は、走り時なのだけれど、今朝はダメだと始めからあきらめていた。最低気温がマイナス6度になるという予想が出ていたからである。実際には、どのぐらいまで下がったのかわからないが、新聞を取りに外へ出たところで、いつもにない寒さを感じた。いつもより少し朝寝して、7時過ぎに起床。こういう日があってもいい。

 午後からは、「内舘晟さんを偲び、想い出を語る会」に出席。内舘さんは、宮城生協の専務、日本生協連の専務を務めた、生活協同組合一筋の人である。昨年の10月に67歳で亡くなった。その前月に、自分で葬儀の段取りをこと細かく作成していたというエピソードを聞いて、驚くと同時にすごい人だと改めて感心してしまった。

 防衛施設庁の官製談合のひどさ。懲りていない、反省していない。「談合は悪だ、しかし必要悪だ」ぐらいにしかとらえていない。天下りがからんでいる。なんとさもしい心根だろうかと、がっかりしてしまう。これだけなのだろうか。霞が関の他の官庁では、全くないことなのだろうか。この際、徹底して膿を出し切ることをやらなければならないと強く思う。


2006.2.3(金)

 今朝の体重測定では、このところ見たことのない高い数値が出ていた。ちょっと走ったら、すぐに減らせるというのが、これまでの行動パターンだったのだが、この雪と寒さの仙台では、走るのもままならない。寒い、滑る、危ない、やめろ、の声が家人から上がる。 「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。」(三好達治「雪」)の詩を元に、「史郎を眠らせ、史郎の腹に肉ふりつむ。」というのを以前に書いたことがあるが、まさにそんな状態になってきた。これはいかん。走れないのだから、せめて、食べる、飲むは控えなければならないと、雪が降るのを見ながら自分に言い聞かす。

 雪のせいで、今日予定していた登米市社協、栗原市社協への訪問は延期となった。秋保温泉での名取市職員の研修会での講師には、なんとか行くことができた。

 楽天のキャンプが、沖縄県の久米島で始まった。去年の今頃は、久米島まででかけて、激励に行ったのを思い出す。あの時は、田尾監督だった。今年は野村監督。だいぶ感じが違っている。ともあれ、しっかりキャンプで練習を積んで、開幕を迎えて欲しい。


2006.2.2(木)

 東京泊まりで、朝はよく晴れている。10時からの健康診断があるので、走るのは控えることにしていた。以前に、走った後に健診を受けたら、数値が異常になった経験がある。仙台では、走れない日が続くだろうから、なおのこと、残念であるが、仕方がない。

 健診は、今春から慶応大学の職員になるためのもの。三田キャンパスの健康センターでの受診となった。今日のところの所見では、異常なし。元気で四月の開講に臨みたい。

 仙台に戻って、東北大学研究室で執務。東京と違って、雪が降り積んでいるのに驚いた。

 ライブドア、耐震偽装関係の報道が少し減って、このところは、東横インの障害者対応施設改造問題が大きく取り上げられている。ワーッと騒ぐが、人の心は移ろい易い。人の興味は長くは続かない。新しいスキャンダルを求めて、テレビ報道はあちこち動き回っている。感心すべきか、嘆くべきか。


2006.2.1(水)

 1月の月間走行距離は、149キロ。2月最初の日だから、きっちり走ろうと思ったが、小雨模様で楽しくない。1キロだけ走って、今朝は終わり。

 長谷川章県議会議員が、1月28日突然逝去された。今日が葬儀・告別式。東北縦貫道は、2箇所衝突事故があって閉鎖されていたが、築館になんとか10時半に着くことができた。私の知事時代に、長谷川議員からは厳しい中にも筋の通った質問が何度もなされたことを思い出す。真実一路、正義感の強い議員として、強く印象に残っている。63歳での若過ぎる病死である。とても残念であり、人の世のはかなさを感じる。

 午後からは東京へ。慶応大学湘南藤沢キャンパスに、新学年からの仕事のことなど、教えてもらいにでかけた。雨が激しく降っていて、遠い道のりを行くのに難儀した。その後、大学の同級会に出席。一年に一回、今頃開催している。今回は20人ほどが出席。BSE問題で苦労している農水省次官や、郵政民営化推進のための準備業務に汗を流している者、弁護士として活躍する3人などなど。みんなそれぞれにがんばっていることを確認した。私も、「知事辞任の弁」など紹介させてもらった。


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