宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 10月第1週&第2週         

2004.10.9(土)

 秋雨前線に台風が接近中。朝から結構な降りである。自分としてのランはなしだが、トーチランは決行である。築館町、富谷町と回った。雨のため、どちらも体育館でのランになってしまった。先週の岩沼市でのトーチランと同様に、応援の人たちとの距離が近いだけ盛り上がった面はある。

 「胆道閉鎖症の子どもを守る会」のセミナーでご挨拶を申し上げるという行事を間に挟んで、夕刻は古川市での合併シンポジウムにパネラーとして出席。大雨の東北自動車道を通って、古川市民会館へ。ここは、8月21日に大崎市としての合併協定調印式が行われた場所である。調印に立会い、基調講演もさせてもらった。その後、肝心の古川市議会で廃置分合議案が否決され、佐々木市長の辞任にまで発展したが、合併は進めていこうという市民の動きは健在である。そういう中で、こういう形でのシンポジウムが開催された。複雑な気持ちではあるが、出席して、合併の必要性について自説を開陳した。

 台風22号は茨城県沖に抜けたらしいが、宮城県地方は大雨警報が続いている。明日の朝にかけて大雨、そして明日は一日中雨降りの見込み。これでは、明日も走れる状況ではないだろう。


2004.10.8(金)

 朝、6時過ぎにフジテレビ「とくだね」のクルーと自宅前の道路で待ち合わせて、評定河原橋のところから広瀬川べりに向った。レポーターを相手に、そこここで広瀬川の魅力、仙台の良さを説明するという算段。番組ではほんの少ししか使われないのだろうが、1時間近くかかってしまった。

 昼は、知事公館でイタリア大使夫妻などをお迎えしての昼食会。宮城県とローマ県との友好関係を結んで3周年を記念しての行事が用意されていて、それにご出席のため仙台においでになった。肝心のローマ県ご一行様は、予算不足とかで来られない。伊達政宗公の頃の食事を再現させたようなお料理で、大使はいたくお喜びであった。そのことがうれしい。夜も、大使奥様などがパネラーになるセミナーがあって、私はそれにも出席。その他にも、随分仕事をしたり、人に会ったりしたのだが、総括すれば、イタリア関係の一日であった。  


2004.10.7(木)

 東京泊りの朝。前夜、11時40分頃、震度4の地震に襲われた。ホテルの館内放送がすぐに作動して、「あわてないで、エレベーターは使わないで、外に出ないで」日本語、英語で繰り返された。そもそも「外に出る」などということは、できる相談ではないが、こういう放送があると、安心できる。その時は、震度2ぐらいかな、それにしては大げさだなと思っていたが、翌朝のニュースで相当に大きい地震だったことを知った次第。今野秘書は、全然気が付かずに爆睡していたらしい。

 その今野秘書と皇居1周の走り。途中でどこかのクラブ活動らしい一行と一緒になり、1キロほど並走した。その時はキロ5分40秒ぐらいのペース。それ以外はキロ6分10秒なので、今野秘書もなんとかついて来られる。

 東京事務所で、取材、厚生労働省からの説明2件をこなしてから新米試食会へ。仙台の会でも4杯食べたが、今回もササニシキ2杯、ひとめぼれ2杯。さすがに食べ過ぎて苦しくなった。半分義務のつもりでの大食いであるが、ものごとには限度というものがある。


2004.10.6(水)

 雨が上がるのが1時間遅かった。5時半時点では、雨がかなり降っていたので、早々と走り中止の決断をしてしまった。布団の中でぬくぬくしているのが気持ちいいというぐらいに涼しくなった。夜中の寒さでのどが少しやられたほど。

 県議会は予算特別委員会での審議。一問一答方式で、担当部長が答える場面も多いので、知事の出番は限られる。質問者も、一問一答だとそれぞれの個性が表面に出る。迫力があるし、質問もわかりやすい。答えるほうも、緊張感と臨場感が出てくる。

 NPBの審査が今日から始まった。その様子は間接的に一部しか伝わっていない段階で、記者のぶら下がりに臨まなければならないのは、ちょっとつらい。いずれにしても、審査が始まったのはいいこと。公明正大な審査を経て、早い時期に決定されることを切に望む。


2004.10.5(火)

 雨かなと予想していたが、降っていなかったので、6キロ走った。1キロの距離表示のある広瀬川堤防を自然体で走って、最後に計時を見たら、6分13秒。身体でペースを覚え込んだと言っていいだろう。速過ぎず、遅過ぎず、身体への負荷も丁度いい。体重も60`ちょっとで落ち着いているし、全般に巡行速度ということだと思う。

 県議会は、一般質問の最終日。今日の4人を含め、2日間の代表質問から数えて21名の質問にお答えしたことになる。明日は、一問一答形式の予算特別委員会の審議があり、私の出番としては、一応終了。

 プロ野球も終盤でテレビ中継もない。パリーグのプレーオフは残っているが、優勝チームも決まり、ペナントレースの興奮は一段落である。海の向こうの大リーグも、レギュラーシーズンとしては終了。イチロー選手も、これ以上の安打を打つことはない。野球がなくなり、ぽっかり心に穴があく。しかも、日曜日以来ずっと雨降りである。気温も低い。暑い夏はとうに過ぎ去り、このまま冬に向っていくような気がして、ちょっと寂しい。


2004.10.4(月)

 天気予報では、朝方は雨、そして実際にも小雨模様。それでも、ウインド・ブレーカーを着込んで走り出した。復路の途中ぐらいから、降り方がやや強くなってきて、防水していないウインド・ブレーカーごしにぐっしょり濡れてしまった。不快を感じる前に6キロを走り終えてゴール。たまには、雨の中の走りもいいもんだ。

 県議会は一般質問の3日目。答弁の途中でのどがおかしくなったが、なんとか乗り越えた。それよりも、答弁内容でなかなかむずかしい場面もあった。


2004.10.3(日)

 朝から雨が降っている。今日は降られては困る日なのに。SMCは欠席。トーチランが岩沼市で開催なので、それに出席するために早出である。私としての4ヶ所目にして初めて雨にたたられた。しかし、岩沼市の対応が素晴らしく、会場を岩沼市総合体育館に変更したにもかかわらず、大勢の人が参加して、とても盛り上がりを見たトーチランになった。

 今朝の新聞は、各紙ともイチロー選手の歴史的快挙を大きなスペースで報道していた。そのほとんどに目を通しながら、この快挙を追体験した。イチロー選手の足跡を知り、その考え方と行動様式を知れば知るほど、偉大さに感激してしまう。現代のサムライと呼んでいい。

  涼しさを通り越して、急に寒くなってしまった。秋の長雨になりそうな気配。しばらく走れない日が続きそうである。


2004.10.2(土)

 ついにイチロー選手が歴史的快挙を成し遂げた。我が家の家族は実況中継でその瞬間を見たようだが、私は一瞬遅れのニュースで知った。ニュースの画面を何度見ても、(実際に何度も見たのだが)涙が出てきてしまう。素直にうれしいし、何度でも「すごい」を連発してしまう。久し振りの明るいニュースである。誰もが喜べることが、何より素晴らしい。イチロー選手、あんたはエライ、本当にエライ。そんなことを含むメルマガを一気に書き上げてしまった。

 落合監督の中日ドラゴンズのセリーグ優勝が、ちょっと霞んでしまった感がある。これだってすごいこと。シーズン前は、ひょっとして最下位ではないかと予想していたのだが、全くもって不明を恥じる。ごめんなさい。そして、中日ドラゴンズと落合監督、おめでとうございます。昨年の優勝から4位に沈んでしまいそうな阪神タイガーズのファンとしても、脱帽であります。

 野球の話だけになってしまいそうだが、走るほうだってちゃんとやっている。昨日に続く爽やかそのものの空気の中、国道48号線コースを8キロ。サッカーの対アビスパ福岡戦を宮城スタジアムで観戦したが、1対2で負け。スポーツは勝つか負けるかだから仕方がないが、残念無念である。

 今日は、結局、スポーツの話題だけ。


2004.10.1(金)

 絵に描いたように爽やかな日。その早朝は、ちょっと肌寒い感じさえする。そうか、今日から10月なのである。先日の台風がらみの雨降りで、広瀬川がどれだけ増水したかをこの目で確かめるために、川沿いコースを走った。ふだんは、川音などほとんど聞こえないのだが、今朝はかなりの音量で迫ってきた。流量も多い。

 生島ヒロシの「おはよう一直線」で5時35分ぐらいから「おはよう夢占い」がある。星座ごとのその日の運勢を言ってくれる。水瓶座になると、「浅野知事はどうしているでしょうね」と生島さんが言うことが多い。先日、ライブドア、楽天の社長と会った日、全国ニュースで映像が流れたが、私が締めていたネクタイの色は、その日のラッキーカラーである深緑であった。それを生島さんが見ていたのであろう。翌日の放送では、「浅野知事はラッキーカラーのネクタイをしていた」と喜んでいた。ちなみに、今日のラッキーカラーは青。当然の今日のネクタイも青。

 今日から、赤い羽根である。共同募金会の会長の飯岡絹子さんと赤い羽根特使の杜けあきさんが来庁。杜けあきさんからは、厚生労働大臣から託されたという特大の赤い羽根をいただいた。午後からの県議会の場には、それをつけて臨んだら、何人かの議員の注目を浴びてしまった。その県議会、今日は一般質問の2日目。盛りだくさんのご質問を受けた。

 昼の休憩中には、NPBの審査小委員会のメンバーが来庁。宮城県営球場のご視察を終えた後だったので、その点ついての意見交換があった。


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