宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 6月第2週       

2004.6.11(金)

 昨日は、勉強会が7時半からあったので、スケジュール的に走りは無理。今朝は、なんとなく気力充実せず休み。そのせいどうか、体重が増加気味である。

 空き時間がほとんどないスケジュールで動き回り、しゃべりまくっていた一日。昨日、今日と、政策・財政会議。政策の方向を決める大事な場なので、本人としては一生懸命がんばっているつもりだが、集中力にはどうしてもムラが出てしまう。

 いつの間にか、週末を迎えている。少しは余裕のある週末を迎えられそうな気がしているが、そのためには、早めに宿題を終わらせることが肝心。今日は早く寝よう。


2004.6.9(水)

 昨夜の続き。ヒルトン東京ベイでのみやぎ食材の夕べ「ワンナイト・ディナー」は、豪華絢爛であった。ホテルの中国料理「王朝」料理長の宮本荘二さんは、名物カリスマ・シェフである。その宮本さんの腕とみやぎの食材とが出会って、この日の絶妙の味に昇華した。人間ドック終了直後で、胃腸関係は万全ではなかったのだが、能力全開で賞味させてもらった。至福のひとときである。願わくば、みやぎの食材がこういう形でどんどん広まっていってもらいたい。

  6時過ぎから、TBSラジオの「おはよう一直線」に出演。番組パーソナリティの生島ヒロシさんが、息子さんの卒業式でカリフォルニアに出かけていて番組を1週間休んでいた。今朝は、番組への復帰直後である。16歳で単身アメリカの高校に入学した息子さんが晴れて卒業したのだから、めでたい話、素晴らしいことである。そんなことも話題にしながら、いつもながらの自由奔放のやりとりであった。聴いている人たちはどう思っているか心配だが、出演している私とすれば、ラジオ出演は楽しいことばかりである。

  番組終了後、皇居一周。久し振りのコースである。同好の士が多い。梅雨時なので、雨降りを覚悟していたが、雨もなく、気温が低目の絶好のジョギング日和。所要27分23秒、キロ5分28秒。このあと、厚生労働省の幹部職員との「三位一体改革」に関する勉強会第3回目を終えて仙台に戻る。

  昼は、知事室で寺島実郎さんと弁当を食べながら歓談。いつものことであるが、知的刺激を受けながら、寺島さんの友情を感じる。


2004.6.8(火)

 一年一度の人間ドック。場所は、自宅の目の前の厚生病院だから、楽である。院長が、目黒泰一郎先生。仙台二高の同級生であるから、「先生」と呼ぶのが気恥ずかしいほどだが、今や、心臓カテーテル手術では日本有数の名医である。安心して任せられる。

 半日コースなので、次々と検査がなされ、流れるように進んでいく。みんながいやがるバリウム検査も、昔より飲みやすくなったような気がして、ほとんど気にならない。「健康のためなら死んでもいい」(ある本の書名)に近いぐらいに思っている私であるので、人間ドックの受診は、「悪いところ、みつけてくれたらありがとう」と受け止めている。幸か不幸か、今日わかる範囲内では、悪いところまるでなし。あとは、懸案の尿酸値がどう改善しているかだけ。

 各種女性団体連絡協議会での講演など、仕事をいくつかこなして、上京。浦安市のヒルトン東京ベイホテルの中国料理店「王朝」にて、「みやぎワンナイト・ディナー」がある。みやぎの食材をふんだんに使った料理を、ホテル内の3か所のレストランで、今日から1ヶ月以上提供される。そのオープニングとしてのイベントである。12,000円をお払いいただいたお客様が多数おいでいただいた。十分に楽しんでいただけたものと思う。  


2004.6.7(月)

 走り出した時は、ぱらつく程度だった雨が、走っている最中には小雨程度になっていた。今日、東北地方も梅雨入り宣言。「とっておきの音楽祭」が昨日でよかった。そんな雨の中を6キロ。

 いつもながらの月曜日。幹部会、庁議から始まって、定例記者会見まで、スケジュールが間断なく続く。その記者会見では、県警犯罪捜査報償費についての質問から始まった。この問題も、いずれは真実が明らかになって、きちんとした形で片がつくはずである。それまでの間、いろいろとはあるだろうが・・・。あとから振り返って、説明がつかないような言動はしたくない。前にも書いたような気がするが、そんなことだけを考えている。

 佐世保の小学校6年生女児殺害事件の被害者の父親の手記を目にした。なんと痛ましい。心の整理がつかない状態なのは無理もない。我々として、どう考えたらいいのだろう。どうしたらいいのだろう。理解を超えた事件と言ってしまうだけでは、すまないだろう。


2004.6.6(日)

 SMCで6キロを仲間と一緒に走った。4.5キロ地点、三太郎の道に入るあたりから少しスピードを上げたせいもあるが、汗びっしょりという感じになってしまった。もう6月。季節としては夏であることを身体の反応で知らされる。先週に続いて参加者が少ないが、各地のレースに出場している人が多いからだろう。家からの往復も加えて9キロラン。週末は、計19キロ。

 今日は、宮城県・仙台市障害者スポーツ大会の開会式、「とっておきの音楽祭」と、障害者関係の行事が続いた。「とっておきの音楽祭」は、仙台市内の定禅寺通りを中心とした区域で、障害のあるなしにかかわらず音楽演奏をするというコンセプトで、2001年に開催された。一回限りということだったが、好評につき毎年開催されて、今回は4回目である。参加グループ数は196に増えた。石巻の小林厚子さんの息子さん和樹君が出演するバンドの演奏を、今年も見に行った。ノリノリの演奏、なによりも、演奏している本人が楽しんでいるのがいい。

 アメリカで始まったVery Special Artsを「とっておきの音楽祭」と日本語にする感覚もすぐれもの。仙台には、定禅寺通りジャズ・フェスティヴァルの伝統と実績がある。緑あふれる定禅寺通りを持っているという地の利もある。なによりも、熱心に裏方で支えてくれるボランティアの人たちがいる。それに、地元知事が結構熱心ということを付け加えてもいいだろうか。全国の他の地域でも似たようなイベントが広がりつつあるようだが、ここ宮城・仙台以外では、こうはいかないということも言いたかった。

 年金改正法案が成立。20年以上前に年金改正に情熱を傾けた人間としては、ともあれ改正法が成立したのは喜ばしいことなのだが、ああいう形での決着は後味が悪い。「公開日記」なので、与野党どちらがいい、悪いは書かない。それにしても、もっとみっともなくない形ではいかなかったものか。


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