宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 3月第5週      

2004.3.31(水)

 毎年、この時期の日記に書くことなのだが、今日は官庁にとっては大晦日である。暦どおりの12月31日の大晦日もあるが、予算年度の終わる3月31日も、官庁の公務員にとっては大きな区切りになる日である。例年の如く、退職辞令を交付する、それに伴う数々の行事がある。今年は、知事部局だけで150人を超える退職者であった。

 夜は、清翠会の送別会。秘書課のメンバーが10人異動していく。私の女性秘書であった大井川さんは、結婚により退職。あとは、庁内での人事異動である。限られた期間での秘書課での仕事であったが、その間の経験を生かしてそれぞれが次の部署で活躍してくれるのを期待する。

 紅白歌合戦、除夜の鐘、年越し蕎麦、そういったものはないが、役所にとっての大晦日は、今年もいつもの如く暮れて行く。


2004.3.30(火)

 大連市長との朝食会。今日は、日中経済協力会議が開催される。中国の東北三省、遼寧省、吉林省、黒龍江省プラス内モンゴル自治区の省長が全員出席である。遼寧省の大連市からも、夏市長をはじめ70人ほどが仙台入りしている。大連市には、アイリス・オーヤマ、弘進ゴムなど、宮城県からも多くの企業が進出しているし、仙台空港との直行便も就航している。夏市長とは、そのあと、昼食時、夕食時もご一緒して、すっかり友人関係になった。これを契機に、大連市との緊密な関係を築いていきたいと思う。

 日中経済協力会議のほうも、東北7県の知事が全員参加という盛況であり、日本側の熱意と中国の東北三省の意欲とがぴったり噛み合ったようなものになった。成長著しい中国の中でも、これから産業発展の照準は東北三省に向けられている。丁度ぴったりのタイミングでの会議が宮城県で開催されることになったのは、まことにラッキーなことである。  


2004.3.29(月)

 朝の走りは5キロ。昼間の気温は上がっているが、朝の時間はまだ寒い。夜明けが早いものだから、走り始める頃は、真昼のように明るいので、なぜか気恥ずかしい気がする。明るさにまだ慣れていないのだ。

 NHK朝の連続ドラマ「天花」が今朝から始まった。主人公の天花役の藤澤恵麻さんは、なんとも可憐で初々しいのが魅力。話の展開はこれからだが、宮城県の魅力をどれだけ伝えてくれるかも見所である。

 プロ野球のパ・リーグは既に開幕。セ・リーグは明日から。大リーグの開幕戦も明日。甲子園では選抜高校野球の2回戦に東北高校が明日登場。球春とはよく言ったものである。野球場の快音とともに、春がやってくる。


2004.3.28(日)

 朝早い行事があるため、SMCには参加できない。昨日の21キロ走の後には、少しでも走っておかないといけないということで、4キロだけ走った。朝の行事が行われる国際センターの前を走るコースを選択した。

 その行事は、こどもエコフェスティバルの全国大会。環境問題に関して実践的な活動を展開している子どもたちのグループが、全国から参加する大会である。屋外でのイベントもあるものだから、風もなく、日の光が柔らかい今日の天候は、僥倖に近い最高の条件である。

 週末の宿題を昼過ぎには終えてしまった。ぽっかりと自由な時間ができたのは、それだけで豊かな気分になってしまう。外は最高気温が17℃まで上がる春本番。心がウキウキしてくる。

 夜は、吉林省の洪虎省長ご一行をお迎えしての夕食会。長春と仙台空港とは直行便があるのだが、長春・成田空港の直行便の第1便が今日開設ということで、今回は成田経由での仙台入りである。着いたばかりでお疲れのところだったが、楽しい夕食会を催すことができた。明日も、ご一行のためにいい天気となることだろう。


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