宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 1月第4週      

2004.1.24(土)

 「ジョギング日記」と銘打っているので、ジョギングをしない日は、基本的には書くことがない。このところ日記を書かないでいたのは、すなわち、ジョギングをしなかったから。体調が悪かったわけではない。そうこうしているうちに、ドカンと雪が降って、走れない道路の状態になってしまった。2,3日前には、4月18日開催の気仙沼つばきマラソンに出場申し込みをした。例年通り、ハーフマラソンの部である。この調子では、いいタイムは望めない。20キロ走を前回やったのは、半年ほど前のような気がする。

 久し振りに雪が降って、その名残りが路上にあるうちに、今日の夕方も雪模様であった。今日の行事の最後は、秋保温泉での団体の新年会への出席。秋保の里は、市内よりは多くの雪が残っていた。

 その新年会で、「団体として水も洩らさぬ体制を確立した」という挨拶の後に私の挨拶となったので、「秋保温泉なんだから、「お湯も洩らさぬ」ではないか」と言ってしまった。懇親会は大相撲中継が終わった直後に始まった。その開会の挨拶で、「今や、押しも押されもしない団体となった」という言葉があったので、「押されて千代大海が負け、朝青龍が優勝した」と言いたかったが、私の出番はなかった。ともあれ、朝青龍が圧倒的な強さで優勝を決めた。文字通り、憎たらしいぐらい強い。


2004.1.21(水)

 いろいろな条件が重なって、今朝も走るには及ばなかった。そうこうしていうちに、寒波が襲来して、走りたくても走れない気象条件になるだろう。それが1月。

 毎月21日は、県議会の委員会がある日で、説明に来る職員が議会のほうに取られている。したがって、知事としては比較的時間的余裕がある。ちょっと気を抜くと、机の上は書類やら、送られてきた書籍類で一杯になる。そんな片付けをする暇をみつけることができた。

 大リーグ・マリナーズの佐々木主浩投手が、日本に帰ってきてプレーをすることになるらしい。宮城県出身の選手であるので、近くで活躍するのを見られるという意味では歓迎である。家族と一緒の生活を大切にしたいというのは、ホンネだろうと思う。

 全日本女子バスケットボール・チームが、アテネオリンピック出場を、さきごろの仙台大会で決めた。その報告に来られたのを、昨日、県庁でお迎えした。とても勝つのは無理だと思われた韓国戦を、二度の延長で制したのは、ドラマそのものである。この試合で、3点シュート8本を含む34点を上げた矢野選手の超人的な働きには脱帽。そんな話をうかがっているうちに、思わず、涙が出るほど感激してしまった。スポーツは感動である。


2004.1.20(火)

 昨日の今日だったし、今朝も朝食勉強会で朝の出が早いこともあり、今朝のジョギングはお休み。

 「昨日の今日だったし」というのは、昨夜の6時間以上に及ぶ組合交渉のこと。今日になって、お会いする人ごとに、励まし、ねぎらいの言葉をいただいた。ありがたいことである。

 昼から、三本木町に赴いて、佐藤武一郎町長にお会いした。三本木町に計画していた総合リハビリテーション・センターをはじめとする保健医療福祉中核施設建設の中止の決断をした後、直接お目にかかって、この間の経緯をご説明し、陳謝申し上げる機会がないままに時間を過ごしていた。率直にお話をさせていただいたことは、よかったと思っている。  


2004.1.18(日)

 前日の天気予報では、朝の最低気温がマイナス3℃ぐらいというので、暖かさに慣れた身体にはきついかなと心配ではあった。実際は、むしろ穏やかな冬の朝。風もなく、寒さは感じない。そんな中をSMCもみなさんと一緒に走った。暑かろうと、寒かろうと、そして年齢は重ねても、走ることが生活の一部と化している仲間である。いつも一緒に走るメンバーである岡本幸治さん(67)が、昨年末のホノルルマラソンを完走した際の文章が昨日の地元紙に掲載され、ひとしきり話題になった。さりげなく(67)と書いたが、この年齢でフルマラソンを完走というのは、素晴らしいことである。私の目標にしたい。

 6キロコースの途中には東北大学構内があるが、こんな時間でも人の出入りがある。そうか、今日は大学入試センター試験、共通一次の二日目ということに気が付いた。40年ほど前に私が受験生だった頃にはなかった制度なので、何がどうなっているのか、全然わからない。国立大学の受験生も、正月のこんな早いタイミングで試験を受けることになる。昔は、国立大学は3月3日が試験日で、高校の先生には「2月31日と考えろよ」と言われていたのを思い出す。ともあれ、受験生の人数は減ったとはいえ、競争は激しい。がんばって欲しい。おじさんたちも、寒さの中、走るのにがんばっているのだから。


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