宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

　「みどりの日」で休日。時間はあるし、天気はいい、これで長い距離を走らなければ、もったいないというような条件の朝である。しかし、昨日の走りが効いているのか、なんとなく疲れ気味。こういいう日は、無理をしてはいけない。ということで、２時間走はやめて、１２ｷﾛ走。復路は往路より１分以上遅かったから、やはり、昨日の影響は否定できないというところ。習慣になっている軍手をはめての走りであったが、寒さ対策ではなく、汗拭きに使うことになった。季節は、確実に巡っている。

　「みどりの日」恒例は、劇団六面座による「名ゼリフコンテスト」である。このところ、４年ほど、審査員をさせてもらっている。今年は、途中で抜けて、宮城スタジアムでのベガルタ仙台対ジュビロ磐田の応援に行った。試合のほうは、１対１の引き分け。このところの両チームの勢いを考えると、ベガルタ仙台にとって、引き分けは上出来。これを契機に、ベガルタは勢いづくような気がする。

　夜は、ＮＨＫ衛星放送でやっている、「おしん」の再放送を見た。夜７時半からの放送なので、なかなか見られないが、小林綾子さん演じるところのおしんがとてもけなげで、ついつい引きこまれてしまう。米５俵で、２年の年季奉公に出る幼いおしん。涙なしには見られない。ほんの少し前の日本は、こんなにも貧しかったのだということを、改めて認識することになる。 　

　京都で宿泊したホテル、６時１５分発で走り出した。ホテルは京都御所の近くだが、そちらの方向には行かずに、堀川通りを北へ向い、今出川通りで西へ。北野天満宮を通過し、しばらく行くと、今出川通りは道幅がぐっと狭くなった。あてずっぽうに北に向う道に入り、等持院を過ぎて少し広い道に出たら、それが「きぬかけの道」。西に向ってしばらく行ったら、去年特別講義によばれた立命館大学に出た。アップダウンのある「きぬかけの道」を走っていると、竜安寺、そして仁和寺が現れる。この辺は、もう嵯峨野と呼ばれるところなのだろうか。

　いいな、いいなと心の中で声を出しながら走っていた。この１５年間の走りでも、ベスト２０に入るコース。京都を走ってなによりもいいのが、名所旧跡が次から次へと出てくること。車の通行が多いのは、少し気になるが、「きぬかけの道」は風情がある。今度は紅葉の頃に走ってみたい。七�`半行ったところで戻ったから、今朝の走りは１５ｷﾛ。身体も快調、夢のような１５ｷﾛ走であった。

　仙台に帰り来れば、話題は統一地方選挙（後半戦）の結果。記者会見でも、質問はそこに集中した。市町村合併が首長選挙の結果に影響を及ぼしたかと問われるが、イエスともノーとも言える。しかし、選ばれた首長は、選挙期間中に明らかにした合併への姿勢を、自信をもって貫くことになろうことは、容易に想像できる。

　仕事のほうは、なんとなく、連休モード。今日も早めに帰宅して、我が家での夕食となった。

　世の中はいい天気である。暑くなく、寒くなく、風もない。空は青空。体調もいい。こういった中で、仲間とともに走れることは、なによりの幸せ。いつもより、少しペースを上げて６ｷﾛ走。ＳＭＣ（サンデー・マラソン・クラブ）は、創立３５周年。昨晩は、それを記念することも兼ねて、総会が開催されたが、私は欠席してしまった。今朝は、新入会員も紹介された。先週の「つばきマラソン」の報告は、私から。ＳＭＣは、こんな感じで、順調に３６年目に入っている。

　昨夜は、阪神・広島戦の状況をチェックしようとテレビをつけたら、８回表、広島に４点を追加されて４対１０で阪神が負けていた。ベガルタ仙台に続いて、阪神もぼろ負けかとがっかりして寝てしまったのだが、なんとなんと、８回裏に阪神が一挙に９点も入れて、１３対１０で勝っていた。星野監督は、「自分の野球人生でも初めて」とコメントしていたが、私の記憶にも、阪神のこんなすごい逆転劇はない。人間、あきらめてはいかんということ。

　昨日のことと言えば、我が家の庭で、ホームページ用の写真を撮られた。チューリップは盛りだし、しだれ桜はまだ残っている。「散る桜　残る桜も　散る桜」。カメラの調子がよくないせいか、なかなかいい写真が撮れない。被写体のせいもあるのかもしれないが。

　午後から京都にでかけて、京都放送の生番組、「真の地方分権確立に向けて」に出演。知事ではほかに、梶原拓岐阜県知事、そしてご当地の山田啓二京都府知事。終わったのが１０時近く。明日は京都の町を走れるだろうか。統一地方選挙の後半の結果は、これからチェックすることになる。

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