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ジョギング日記 2月第5週   
2003.2.26(水)

 いつも目覚ましなどなくても5時半には起きるのだが、今朝は、二度寝、三度寝して、目が覚めたら5時45分だった。6キロ走るつもりを、4キロ走に変更。走っていて目に映る景色が、なんとなく春っぽい。

 県議会では、今日から一般質問が始まった。4日間で16人が質問に立つ。錦戸弦一議員、文屋公議員が今日の質問に立ったが、お二人とも昭和46年初当選組で、今回をもって議員を引退する。32年間の議員生活で最後の質問ということになる。文屋議員も質問で指摘していたが、32年の経験に比べれば、私の10年はまだまだひよっこのようなもの。お二人の味わい深い質問に、心を動かされた。

 その県議会。午後の審議が始まる前に、議場にて仙台フィルハーモニーの演奏があった。宮城県議会始まって以来の出来事である。170人以上入る傍聴席もほぼ満員であった。毎回こういったことだといいのだが、そうはいかない。


2003.2.25(火)

 いつの間にか、日が長くなっている。朝5時台で、結構明るくなっている。春近しを思わせるが、気温は低い。今朝の走りでは、手が冷たかった。軍手に包まれた指に直接息を吹きかけて、かじかんだ指を暖めた。走りに関しては、久し振りの「ホームコース」、それなりに満足。

 議会は、代表質問2日目。3人の質問者、それぞれボリュームたっぷりで、お一人45分ぐらいを要しての答弁であった。声は最後までもったし、身体も、精神も大丈夫である。むしろ、黙って聴いているほうが、結構大変なのではあるまいか。  明日の答弁に関しての打ち合わせが早く終わって、帰宅時間は、通常よりずっと早かった。エルヴィスのCDを聴きながら、この日記を書いている。このあと、今夜は読書でもするか。


2003.2.24(月)

 本日から、県議会の代表質問が始まった。代表質問が3人ずつ2日間。そのあと、一般質問が4人ずつ4日間。そして、予算特別委員会が2日間。答弁をする身とすれば、頭も気も使うが、何よりも喉を使う。まだまだ風邪がはやっているようだが、しばらくの間は、風邪など引いていられない。

 今朝は、気合を入れる目的もあって、しっかり走ってやろうと外に出たら、小雪がちらついていて、走るのを断念。走るのは、身体のためだけではない。精神の持ちようを前向きにするためにも、結構有効なものなのである。今日あたりは、そんな必要性を感じていたのだが、天候が許さなかった。


2003.2.23(日)

 SMCで走った。久し振りである。先週は、別に体調が悪かったわけではないのだが、2回しか走らなかった。近頃では珍しい。気温は低いのだが、日の光は春を思わせる。広瀬川の堤防を走りながら、「春だね、これからが楽しみだね」といった会話になる。冬の期間を走り続けるランナーにしかわからない心理かもしれない。

 仙台ハーフマラソンに初出場できると喜んで、厳しいトレーニングを続けていたSさんが、出場できないことになってがっくり来ていた。出場資格は、ハーフで1時間30分以内の記録を持っていることとされている。昨年の錦秋湖マラソンでの記録を提出していたら、「その大会は非公認だからだめ」との回答が仙台ハーフマラソンの事務局から戻ってきた。大会は陸連公認だが、記録は公認ではないとのこと。それではと、松島マラソンでの記録を携えて事務局に出向いたら、「既に出場者の確定をしてしまったから、追加はできない」と断られた。ミスと言えば、Sさんのミスだが、同情すべきものである。ちょっと事務的過ぎる対応ではないかと思ってしまう。

 19日(水)の日記で、各県の廃棄物対策関係の職員の前で講演をしたことを書いた。出来が良くなくて、冷や汗をかいて、落ち込んだという記述である。それに対して、聴講していた某県の廃棄物対策課長のKさんから、「浅野知事が苦しんでいる様子がリアルに伝わってきて、感動した」というメールが入った。驚くと同時に、ほっとして、そしてうれしくなった。廃棄物対策行政のむずかしさを実感しているKさんであるからこその感想なのだろう。旧自治省からの出向人事とのことだが、こういうポストでの苦労は、これから後、必ずや報われると思う。人事をした人もエライ、そしてKさんもエライ。産みの苦しみ、お互いにいい方向で乗り越えたいものである。  


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