宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 10月第1週 

2002.10.5(土)

 時間もあるし、気候も最高。長い距離を走るのには絶好の機会だった。前々から、5時間走に挑戦しようと予定していたが、体調が万全ではない。こういう時は、休むに限る。5時間走どころか、走りは全くのお休み。おかげで、元気を取り戻した。

 わがベガルタ仙台は、広島でサンフレッチェと対戦。BSで中継があった。我が家で、ワーワーキャーキャー叫びながらのテレビ観戦。応援の甲斐あって、2対1で延長Vゴール勝ち。前半は劣勢だったので、駄目かと思ったが、選手は最後までよくがんばってくれた。アウェイでの勝利は大きい。これでさらに勢いづくだろう。

 今日は、妻光子の53回目の誕生日。私からのプレゼントもあったが、ベガルタ仙台からもプレゼントされたようなものだ。これで、妻もさらに勢いづくだろう。

 景気が落ち込んだまま浮上の気配を見せない。こんな状況の中で、不良債権処理の加速化という「政策」が進められれば、地域の経済はますます冷え込む。実体経済の浮上があって、金融機能が正常化する。決して、その逆ではない。強引な不良債権処理で、地元産業を疲弊させておいて、経済の再生もあったものではない。そういった声をしっかりと上げていくべき時かもしれない。


2002.10.2(水)

 台風一過、前夜から未明にかけての雨と風が嘘のようにおさまり、青空が広がる素晴らしい天気の朝を迎えた。早朝の行事がある日であったが、走らざるべからず。5Kちょっと走った。路上には、台風21号の残した痕跡として、落ち葉と小枝、そして大枝が散乱している。この季節としては高過ぎる気温の下、汗だくで走り終えた。途中で見た広瀬川は、濁流が音を立てて流れていた。

 仙台中央卸売市場に出向いて、仲卸しの方々に、宮城産かきの販売についてのお願いをしてきた。まずは、韓国産かきの偽装混入問題についての経緯と、それについての県による調査のてんまつ、そしてこれからの対応方針について説明した。宮城県が誇る、看板食材としてのかきである。不祥事で、この素晴らしいブランドを傷つけてはならないの一心である。生産者、行政、流通関係者一体となって、この難局を乗り越えなくてはならない。

 夜は、仙台市立木町通り小学校の同級会。東京在住の女性3人がやってくるというので、急遽集まれるメンバーでの開催。男性6名、女性7名。この同級生は、ほんとに仲がいい。集まれば、昔話に花が咲く。いずれも50代半ばなのだが、実に若々しい。二次会まで行きたかったのだが、翌日のことを考えて早めに帰宅してしまった。


2002.10.1(火)

 10月の声を聞いてしまった。年度で仕事をする役所とすれば、年度も半分を過ぎたということになる。改めて、時の流れの速さを思う。赤い羽をつけて、衣替えをして、いつもの10月1日の気分を味わう。

 県庁でも、この10月1日を期して、環境生活部に食の安全安心対策室を設置した。庁内の連絡組織として、食の安全安心対策本部を発足し、その初会合を本日開催した。「食材王国みやぎ」の名をおとしめないためにも、宮城県の食材について、消費者の信頼を確保しなければならない。そういった覚悟を新たにする今日の出発であった。

 利府養護学校を見学。いろいろ感じるところが多かった。なんとか、分離教育ではなくて、統合教育への道筋をつけなければならない。養護学校で一生懸命がんばっている方々の思いを実感しながら、そんなことを改めて考えた。

 台風21号が接近している。なんとか被害が出ないようにと祈っている。


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