宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記
2001.10.6

 土曜日走るのは久しぶり。天気も良し。8K走るつもりで出発したが、結局、18K走ってしまった。子ども病院建設予定地で折り返し。復路は、往路より2分以上速い。後ろから背中を押されるような感じで、リズムに乗って走った。こういう走りだと、疲れもない。自然体でゆっくり走っているうちに、いつのまにかリズムに乗ってしまっている。人生も、仕事も、こういうもんじゃないだろうかと、余計なことも考えながらの土曜の走り。

 午後は、伊藤宗一郎前衆議院議長の地元での葬儀・告別式で中新田町へ。たくさんの人達とともに参列して、伊藤先生の遺徳を偲んだ。同じく今日、ご長男の信太郎さんが、自民党県連での予備選で選ばれて、衆議院宮城4区の候補者に決定した。これも何かの運命というようなものだろう。


2001.10.5

 第288回県議会が今日終了。先日、「私の出番の県議会は今日で終了」と書いたこの日記の記述が、「県議会はまだ終わっていないのに、おかしい」という、まことにもっともなご指摘を受けた。今日は、そんなご指摘は受けないだろう。知事として2期目の任期最後の議会である。冒頭には、決意表明もした。その意味で、ひときわ印象に残る議会であった。

 夜は、妻の光子の52回目の誕生日を祝って、二人だけでの夕食を市内某所で。誕生祝もちゃんと見繕っておいた。今年は給料カットの関係もあり、予算は昨年の半分。

 昨晩遅かったので、今朝のジョギングは最初から無理と思っていたが、都合良く雨模様。よって、今日は走りはなし。


2001.10.4

 朝のジョギング、6K走るつもりで走り出したが、結局は8Kになった。別に絶好調だったいうことでもない。時間に余裕があったから走ってみただけ。

 昼に、恒例の新米試食会があった。今年は、ひとめぼれと東北172号。隣に座った佐藤勇県議会議長は、あっという間に一杯目を平らげて、おかわりのコール。私は少し遅れてのおかわりコール。別にお皿の上には、東北172号が小さなおにぎりになって載っている。2杯目のひとめぼれを終えて、おにぎりのほうにとりかかった。

 「東北172号」というと、とても食欲は湧かないかもしれない。通称は、来週公表になる。とてもいい名前なのだが、今日は名乗れないのが残念。もち米のようにむっちりしていて、冷めてもおいしさが変わらないというのが特徴。だから、おにぎりに最適なのだが、ふつうのお米とブレンドしたほうが丁度いいかもしれない。

 いずれにしても、みやぎ米はおいしい。私たちはこういうおいしいお米を当然のように食べているが、これは相当に幸運なことなのである。ありがたくいただきながら、みやぎ米の売り込みに力を入れなければと思った。


2001.10.3

 今朝はあまり走るムードではなく、布団の中でぐずぐずしていた。外の様子が結構いい天気らしかったので、これは走らないと悔いが残るかもと思い、例の、「ゼロよりはまし」の精神で3Kラン。やっぱり、走ってよかった。それなりに気持ちがいい。

 行政評価委員会に出席。県が行なう政策、施策、事業のそれぞれについて、外部評価を行なうための委員会であり、このような委員会を条例により設置したのは、宮城県が日本で初めてである。この委員会で、行政評価条例案をご審議いただいているのだが、このような条例もまた、日本で初めての例になる。

  前回に引き続き、条例案を条文ごとに一つ一つ審議いただいているもので、10時から始まり、予定の12時を過ぎても白熱の議論は終わらない。実に2時間35分もの熱心な審議であった。「県民満足度調査」など、宮城県ならではの規定も置くことにしている。おかげさまで、条例案の審議はひととおり終了し、来週には答申をいただくことになる。

 「この委員会を外部評価にかけたら、相当に高い評価になるでしょう。私としても、『満足度』はかなり高いと申し上げたい」と最後に感想を述べさせてもらった。


2001.10.2

 今朝はいい天気。素晴らしい青空である。走らざるべからず。8Kを淡々と走った。気温は結構高いので、汗をかきながらのラン。高橋尚子選手と同じぐらいのピッチではあると思うが,いかんせん、歩幅がほぼ半分だから、スピードも半分ということになる。それでも、気分良く走り終えた。

 ブラジル・サンパウロのジュニア・サッカーチームのメンバーが県庁に表敬にいらした。十歳前後の少年たちで、かわいいことこのうえない。鳴子町の高橋さんが受け入れて下さっているが、もう9年目である。本当にありがたいことである。涌谷町、中田町、塩竃市と試合を重ねる。第1回の参加メンバーの一人は、ブラジル代表チームのメンバーとして活躍中ということを聞いた。こういう活動が、ブラジルと日本との友情を深めることに繋がることを期待している。


2001.10.1

 10月になった。衣替えである。赤い羽根である。秋本番である。その日が、残念ながら雨模様で始まった。したがって、今日もジョギングはなし。高橋尚子の走りを思い描きながら、「私も」と思っていたのだが、そうはいかなかった。

 県議会は予算特別委員会。本会議での質疑と違って、こちらは一問一答方式。このやりかたは緊張感がある。言葉の格闘技という趣もあって、私としては歓迎である。ところが、内容のほうは、あまりいただけないものもあって、がっかりである。私が答弁している最中の不規則発言(野次)も含め、節度も品位も欠くと言わざるを得ない場面もあった。知事選挙を目の前にしているのだから、これも仕方がないと思ったほうが、気が楽かもしれない。

 なにはともあれ、私が出番の県議会は、今日で終了である。やはり、ほっとする。知事就任以来、32回目の県議会。33回目はどんな形で迎えることになるのだろうか。

 早めに帰宅して、一人でちょっと一杯飲んだり、ゆったりと過ごす仲秋の名月(あいにくの雨)である。


2001.9.30

 今日はなんといっても、高橋尚子選手のマラソン世界最高の話だ。この日のベルリンマラソンに照準を合わせて、小出監督と一緒に練習を重ねてきていたことは知っていた。もりろん、大いに期待はしていたのだが、それをそのとおりやってくれるのだから、すごい。

 マラソンなんて、やってみなければ分からない。記録を持っているから、オリンピックで金メダルだったからというのは、当てにならないものである。これだけ日本中の期待が高いのだから、かえってダメだろうと思っていた。世界最高なんて、狙ってできるものじゃないはずだと。

 スタートから3キロぐらい見たところで、県議会予算特別委員会の予習の仕事が入った。終わってすぐテレビに戻ったころは、25キロぐらいのところを走っていた。世界最高ペースである。それからは、テレビにしがみついて、「高橋がんばれ」と声をかけていた。

 30キロ過ぎてからは、「すごい、すごい」と思わずテレビに向かって叫ぶほど。ほんとにすごい。あれだけのハイペースなのに、後半もスピードが落ちない。さすがに最後の2キロはつらそうだったので、テレビの高橋選手に「がんばれ、がんばれ」と声援を送った。そして、そのままゴール。これまでの世界最高記録を1分も縮める2時間19分46秒の大記録である。マラソンのゴールでは、いつも見ていて涙が出るのだが、今日はことさらである。すごいすごい高橋選手。

 走り終わって小出監督の顔を見るや、すぐに笑顔になるところが高橋選手のすごいところ。息も上がっていないようだ。身体能力も非凡であるが、性格もとてもいいのが見ていてわかる。こんな女性が今の日本にもいるんだということを知ることは、とてもうれしい。

 私自身の走りのほうは、お休み。早朝に東京発で仙台戻りの日程だったので、とても無理だった。土,日と走らないで、人の走るのを見ていた週末だった。9月の月間走行距離は、118Kだった。10月は国体など行事が続くので走る機会は限られる。11月は別なことで走るので、やはりだめだろう。



以前のジョギング日記はこちら
 2001年9月第5週分
 2001年9月第4週分
 2001年9月第3週分
 2001年9月第2週分
 2001年8月第5週分
 2001年8月第4週分
 2001年8月第3週分
 2001年8月第2週分
 2001年8月第1週分
 2001年7月第4週分
 2001年7月第3週分
 2001年7月第2週分
 2001年7月第1週分
 2001年6月第5週分
 



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